この前、テレビを観ていたら、大学教授の山口謠司センセイ。このブログでも何冊か紹介しているけど、オモシロイんだよね〜!♪ φ(..)メモメモ
「的皪・薫風・瀟々・蒼惶・慨嘆……。近現代の文豪たちが残した数々の奥深い日本語。辞書にも載ってない!?魅力的な言葉たちを、漢字の意味と成り立ちから分かりやすく解説します。文豪の語彙力を手に入れて、脱・平凡な文章表現!SNSに、ビジネスメールに、スピーチや手紙に、今日から真似して使いたくなる言葉が満載。楽しく読んで大人の教養と表現力が身につく本」そのエッセンスを紹介しよう。
「薫風(くんぷう) 薫風とつづけて風の名となす」正岡子規
→ 薫る風。読むだけで、爽やかな風が吹いているようです。 若葉がその勢いを増す初夏、 日に日に濃くなる草木の緑を通して吹いてくる心地よい風のことを 「薫風」といいます。「薫」という字の四つの点は、 火が燃えているさま、その上の「重」 は袋に何かが詰められいる状態、そこに「くさかんむり」 がついていますから、草を詰めた袋が火で燻(いぶ) されている状態をあらわしているのが「薫」です。 香りのよい草を意味する漢字だったのです。
「懇親(こんしん) 彼女が僕と懇親になったのは」谷崎潤一郎
「懇ろ」は「ねんごろ」。男女関係だけではなく「懇」にはまめまめしく心を込める、真心を込める、心を寄せ合う、 という意味で、 お互いに親密である場合に広く使用される言葉です。「ねうごろ」 「ねもころ」といったりしました。上部の左側は動物の姿、右は、 その動物が体を縮め、牙で作物を深く掘り返すさま。下が「土」 の「墾」は耕す、「懇」は「心」に深く達することから、 親しみ合う、親密になるという意味を持ちます。
そういえば、「文豪」っていうコトバは、現代では当てはまらる作家はいないのかな!?オススメですっ!♪ (・∀・)