「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「マスクは踊る」(東海林さだお)

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マスクは踊る

マスクは踊る

 

来た来た、来ました〜!天才、東海林さだおさんの最新作っ! 御年83才、ウチの母とほぼ同じ世代かー!(・∀・) 「マスク」をタイトルに使うなんて、さすがっ!!!

 

とうとうやってしまった。昭和、平成、令和の三代をやってしまった――。いけないことをしたわけでもないのに、恥ずかしながら、という感覚。おめおめ、というこの意識。恥の文化を叩きこまれた昭和育ちが、「恥OK」の令和を眺めてみれば――ズルばかり増える令和。謝罪は頭でなくズボンを下げよ!コロナ下のマスクで知る顔の恥。
令和も冴え渡る東海林節に「タンマ君」傑作選13本つき!」そのエッセンスを紹介しよう。
 
政治家にとって不可欠で重要な仕事、それは演説である。ヒトラーは演説の技術であそこまで行った。ただ昨今の政治家の演説は、演説というより、読んでいるといったほうがいいかもしれない。原稿をただ読んでいるだけなのだが、それをいかに演説らしく見せるか、そっちのほうの才能が問われているテレビの国会中継を見ているとわかるが、野党の質問をするほうも紙に書いたものを読んでいる。ただ読んでいるだけなのだが、それをいかに質問しているらしく見せるのか、その才能というか演技力というか、そっちの方が大切なのだ衆議院予算委員会における質疑、などと、もっともらしい名前がついてるが、実態は読みっこ対読みっこ読みっこごっこというごっこの世界なのだ。ごっこというのは電車ごっことかごっことか、そういうお遊戯のことを言います。
 
その他、「「令和」斯く始動せり 「平成」と比べてみれば」「日々是忙日・安倍晋三日記 首相の毎日は分刻み」「昭和の匂い 呼び覚まされる懐かしい記憶(蛇の目でお迎え)」「認知症は神様からの贈り物(東海林さだお×長谷川和夫)」「老人朝風呂日記 幼児の気持ちで……」「大切な四つの袋 “ブラブラ”に晴れ舞台を!」「マスクと人間 表情は筋肉でできている」「コロナ下「月刊住職」を読む 仏教界より葬儀界が……(遺体収納袋)」「好奇心と性が僕らの原動力 東海林さだお×田原総一朗など。

 

いいなあ、笑えるなあ。ずっと長生きしてほしいなあ。超オススメです。(・∀・)

 

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マスクは踊る

マスクは踊る