「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ひとりメシ超入門」(東海林さだお)

f:id:lp6ac4:20200718071125j:plain

ひとりメシ超入門 (朝日新書)

ひとりメシ超入門 (朝日新書)

 

ワタシが好きなは、ひとりメシ。特に立ち飲みがタマラナイ。ブラっと入って、数杯飲んで、ピッと帰る、いわゆる「ブラッドピット方式」が好きなのだっ!

 

さてこの本、食のエッセイの天才、東海林さだお氏の最新作!

「ラーメンも炒飯もカツ丼も、レンコンもラッキョウも、自分だけの「段取り」や「思いつき」を貫いて食べればゼッタイにもっともっとうまくなる!ショージさんが半世紀以上の研究から編み出した「ひとりメシ十則」とは何か釜めしのほじくり方から、知るかけご飯の荒々しい気分、「焼きそば牛丼」における紅生姜の「恩愛」にいたるまで、
「ひとりメシ初心者」のギモンは雲散霧消、勇気百倍!ついに福音の入門書が誕生したのだ。週刊朝日の超長期連載「丸かじり」をベースに、南伸坊さんとの軽妙にして一部、大マジメな対談も収録」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
「スープ炒飯の矛盾」
 
炒飯の楽しさの1/3ぐらいは、このスープの楽しさであると言っても言い過ぎではないかと思う。
 
「温泉卵のゆるゆる」
 
温泉卵は白身が少し乱れているところがいい。割ったとき白身が少し崩れてドロリと落ちてこなければダメ。寝乱れ姿というんですか、白い裾が割れて黄身がほんの少し見えているところに風情がある。ああ、いま、まっぷたつに割れた。割れてジワリと黄身が溢れ出た。なんという官能的な光景であろうかこれほどのまっぷたつ感を味わえる食べ物がほかにあるだろうかここにおいてぼくは、温泉卵を「まっぷたつの雄」と呼びたい。
 
その他「釜飯ごっこ」「やきそば牛丼の恩愛」「エ?生親子丼?」「カマスの開きに惑う」「レンコンの穴」「清純、白百合根学園」「駝鳥を食べる」「納豆を味噌で」「汁かけ飯。やっていますか」「水餃子再会」「動く丼」「ラッキョウ漬けのカリリ」「香辛料の栄枯盛衰」「うどん屋の地獄」「鰻重グジャグジャ」「担々麺における液状化現象」「冷やしきつね論」「一人でお花見」「蕪の真意」「おはぎの真実」「好人物帆立貝」「え?冷やしかつ丼?」「ステーキはミディアム・レアで」「佐世保バーガーに想う」など。

 

楽しい!楽しすぎるっ!オススメです。

 

f:id:lp6ac4:20200718071125j:plain 

ひとりメシ超入門 (朝日新書)

ひとりメシ超入門 (朝日新書)