「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ひとり酒の時間 イイネ!」(東海林さだお)

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ひとり酒の時間イイネ! (だいわ文庫)

ひとり酒の時間イイネ! (だいわ文庫)

 

 

いよいよ、GW突入だね。4月29日といったら天皇誕生日だったのに、いつの間にかみどりの日「昭和の日」になったね。(・∀・) 昼間から酒を飲みに行こうっ!と思ったら酒の自粛だって!フザケンナっ!!!

 

そんな日はやっぱり(どんな日だ?)東海林さだおさんの本が似合うね。(・∀・)

 

「丸かじり」シリーズなど、笑いと共感の食のエッセイの第一人者の東海林さだお氏による、お酒をテーマにした選りすぐりのエッセイ集!」そのエッセンスを紹介しよう。


一人で酒を飲むのはむずかしい。つくづくむずかしい。一人客は、休むことを許されない。常に行動していなければならない。そういう意味では、つまみになるべく手数のかかるものがいい。枝豆、焼き魚、イカ姿焼きなどは、一人客にはうってつけと言える。「シュウマイ三個」などというのはできることなら避けたい。あっという間になくなってしまう。「しらすおろし」も量が少ないから避けたい。なめこおろし」も避けたい。“店内の文字”も「黙考」ととられないための手段としても有効に働く。まずメニューを読む。すみからすみまで読む。メニューのおしまいのところの「チェーン店一覧」のところまで読む。「店内の貼り紙」を一つ一つ、はじから点検していく。「冷えてます 生!」だけで三分はもつ。さらにもう一枚。「整理、整とん」だけで四分はもつ。


・それにしても不思議なのは、鳥わさは本来鳥わさびですが、「び」はどこに行ったのでしょう。板わさびの「び」もどこに消えたのでしょう。チーズはどこへ消えた?』という本が売れてるようですが、「鳥わさびの「び」はどこに消えた」という本はどうでしょう。あと、居酒屋のことになるがイカ刺しの「み」はどこに消えた」という本だって作れるし、「モロキュウリの「リ」はどこに行った」もできる。


・またまたアヤシイのが現れた。第3のビールである。「ビール」とはっきり言明しつつも、「第3の」と逃げ腰になっている。それにしても「第」というのが物々しいと思いませんか。飲み物に「第」ですよ。第というのは交響曲第九番、とか、憲法第九条とか、捜査第一課、とかそっちの方面で使う言葉でしょう。「風」のほうがよかったんじゃないかな。

 

その他、「ひとり酒の作法」「一人生ビール」「飲んべえの桃源郷「魚三」」「立ち飲み屋にて」「鳥わさの不思議」「「お通しはサービス」とは限らない」「ビールに枝豆は真実か」「第4のビール出現」「ひとりでお花見」「ファミレスで晩酌を」「百円均一居酒屋出現」「缶詰で飲む酒場」「フィッシュ・アンド・チップス?」「日本流オクトーバーフェストは」「駅の中で飲む」「干天の慈ビール」「ほろ酔い対談 ビールほどえらいものはない 東海林さだお × 椎名誠」「まあまあ、ひとつ」「生ビールへの道」「じいさんビアガーデンにゆく」「酒は涙か溜息か」など。

 

いいねえ。癒やされるねえ。笑えるねえ。この本をつまみに「ひとり酒」に行こうっ!オススメです。(・∀・)

 

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ひとり酒の時間イイネ! (だいわ文庫)

ひとり酒の時間イイネ! (だいわ文庫)