この本はタイトルと見た目の軽さと比べ、中身はなかなか!奥が深い!図解入りなんだけど、そーそー!と頷いてしまう。これ、真理だよなー!と思いながら読みました。そのエッセンスを紹介しよう。
・重要なのは、「人々が自分に対して持っている、 自分に都合のいい思考の錯覚」は、 一種の資産として機能するということだ。それを「錯覚遺産」 と呼ぶ。「自分の得になるような、他人の勘違い=錯覚遺産」は、 生涯賃金に換算して、何千万、何億円ものお金を生む。
・ひとたび成功した人が、何度も成功するのは、「 その人のやり方が正しかったから」ではなく「『 その人のやり方が正しかったから』だと、人々が錯覚するから」 なのだ。
・ある実験で、老人ホームの老人に、観葉植物を配った。半数は、 職員が観葉植物の世話をした。残りの老人は、 自分で観葉植物の世話をした。6ヵ月後、 職員が観葉植物の世話した老人の30%が死亡していた。一方で、 自分で観葉植物の世話をしていた老人のうち、死亡したのは15% にとどまった。自分で観葉植物の世話をすると、 生存率が劇的に上がる、という結果になったのだ。 人間はコントロールしたいという、強い欲求を持っている。 コントロールできると、より幸せで、健康で、活動的になる。 コントロール欲は、性欲よりも、はるかに切実だ。
「恋愛は勘違いからスタートする」 というのがワタシの仮説なんだけどね。(笑)恋にも「勘違いさせる力」が必要かも。(笑)オススメです!(・∀・)