「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「危険な二人」(見城徹・松浦勝人)

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危険な二人 (幻冬舎文庫)

危険な二人 (幻冬舎文庫)

 

またまた過激な、刺激的な本に出会いました。アタマをガーン!と殴られたような衝撃!

 

「男だったら人生血だらけにならないと認めないという見城徹と、相手がどんな大物であっても真っ向からやり合う松浦勝人。そんな出版界と音楽界の〝危険なヒットメーカー〟が仕事やセックス、人生について語り尽くした「過激な人生のススメ」。アバウト、うわべ、その場しのぎを憎んで、正面突破すれば、仕事も人生もうまくいく」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
見城: 俺は女性に「見城くん、素敵」って言われるために仕事していますよ。(笑)仕事をしなくても、お金がなくても素敵と言ってもらえるなら、仕事なんかしないね。毛深い女性が好きなの。顔が小さくて、髪が太くて多くて、気が強いのがいいんだよ。つまり、野性的ではっきりしてる女性がいい。俺のすべてのエネルギーの源泉は女性だってことです。そして、それはすごく正常だと思ってる。
 
(松浦といちいち真逆だけど)たった一つ共通しているのは、義理と人情と恩返しだけは絶対に外さないことだよ。松浦にはものすごく恩義を感じているし、松浦のためだったら大概のことは命がけでやりますよ。それだけが共通してあれば、あとはいいじゃないの。
 
男女問わず、相手に対する想像力がないとか、約束を破る人はダメですね。俺が嫌いなのはアバウト、表面的、粗雑、うわべ、小手先、帳尻合わせ、その場しのぎ……みたいなことなんだけど、それさえ憎んでいれば、仕事も人生も大抵うまくいきますよ。正面突破できない人とは付き合えない
 
本を出すってことは、自分も傷つくし周りも傷つくってことなんだよ。表現って自己愛の最たるものだよね。自費出版が後を絶たないのは、自分を残したいからでしょ。そういう意味ではファッションも自己愛だし、すべては自己愛から出発するんですよ。しかも自己愛は自己救済でもあるから、表現しないと前に進めない。
 
松浦だって若いときに「そこそこでいいや」なんて思わなかったロ?そもそも幸福論なんて考える以前に、松浦はダンスミュージックに、俺は読書に熱中してて、好きなことをやっていたら、結果、今の商売を始めてしまったっていうだけだから。
 
男なら、ロッキーみたいな経験をしなくちゃだめだよ。人生、血だらけにならなきゃ。そういう男じゃなければ、俺は認められないし松浦もいざというときの男気はすごいものがあるよな。普段は冷静だけど「ここは絶対に引けない」とかこれだけは許せない」ってときの闘い方はすごいものがあるよ。怖いし、強いし、利害損得が抜けて、本当に人が変わるから(笑)
 
・銀座の高級クラブに惚れた女ができたときは、自腹で借金をしてでも、毎日のように通ったよ。常連の大作家になんで君は毎日のように来ているんだ」って聞かれて彼女に惚れているんで」って言ったら「見どころのあるやつだ」ってことになって、結果、すごくよくしてもらったり。
 
金っぷりがいいというのは、ビジネスでも大事だよな。プライベートの場もしかりで、男も女も金払いで見られているところがあると思うんだよ。金があってもケチな人はだめだだし、金がなくて我慢していても、いざというときに金っぷりがいい人は魅力的だよ。女性にしたら、割り勘男は見込みがないんじゃないかな。
 
俺はLINEでもメールでも来たものには短くてもできるだけ、1時間とか2時間くらいあかかりますけど、全部返すようにしています
 
俺はたとえ5分でも待ち合わせに遅れてくるやつが嫌いなんだよ。テレビ関係者とか芸能人、クリエイターとかファッション業界とかに本当に多いけど。相手の遅刻が原因で絶縁したやつが何人もいるよ。(笑)
 
・結婚披露宴ではとにかく笑わせて、場を和ませる。最近よく話すのは「結婚というのは、これから先は他の異性を決して好きにならないし、相手以外とセックスもしないとう約束です。つまり、人生の墓場です。大変ですね」と前置きした上で「人生には5つの場があります。今は『見せ場』です。ただ、そのうち『修羅場』もあれば『土壇場』もあって『正念場』も出てくる。そして最期は『墓場』に入ります。結局は『墓場』に一緒に入るんだから、すべては忍耐です」とつなげる。
 
もう一つは「この5年間、俺が結婚式でスピーチをしたカップルは50組います。成績は20勝26敗、4別居中です。だから俺が話すと半分以上は離婚するというジンクスを
あなたたち夫婦は打ち破ってください」って話。
 
俺は土曜と日曜がいちばん嫌いなんだよ!だって相手をしてくれる人がいない。(苦笑)だから、撮りためておいたテレビの番組を観たり、読書をしたり、映画館に言ったり…。お正月も、夏休みも、GWも大嫌いだよ
 
・とにかく普段から、月曜から金曜までの会食がなくなったらおかしくなってしまうんで、土日でも無理やり、会食を入れるようにしてる。でも、その一方で家に帰った後、たまに「調子が悪くなって、明日の会食に急に行けなくなったら許されないな」
か考えたら眠れなくなったりして、取り越し苦労ばかりしてる。常に最悪を想定して最上をイメージするのが経営者とはいえ、苦しいよな。
 
・俺は社員の成長のために怒るよ。「ここで間違いが起きた。そしてこの段階で気付くべきだった」と。よく言うのは他者への想像力が欠如していなかったか」ということ。他者への想像力は自己検証から始まるからね。今回のボタンの掛け違いは、自分の思い込みが原因ではなかったか。相手の真意をくみ取れていたのか。それ以前に、努力しない社員に対しては言わずもがな。なぜ苦しい道を選ばないのか。楽な道を選んだら他人と同じ結果しか出せない。苦しい道を選ぶのが仕事だろ?」
 
松浦 「モテようと思わない」「いい人と思われないと思わない」「自分のためではなく相手のため」「会社のため、世の中のため」「格好をつけない」「すべては正義のため」「相手の立場に立って物事を考える」「酒に酔った勢いで何かをしない」……。
 
スゴいなあ…ここまで言い切れるなんて。ワタシは、思いっきりテキトーでアバウトで表面的でその場しのぎだから、見城さんとは知り合えないなあ!(笑)オススメです!

 

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危険な二人 (幻冬舎文庫)

危険な二人 (幻冬舎文庫)