野菜はみんな好きなんだけど、特に好きなのがダイコン。母や義母のダイコンの煮ものを食べると美味いな〜、上手いなあ〜!こんなふうに料理できたらいいなあ!と感心してしまう、ワタシがやるといまいちなんだよね〜!(笑)
「日本の食卓には、毎日のように大根が登場する。おでんに、漬けものに、みそ汁。大根おろしに、刺身のツマ。大根は、日本でもっとも食べられている野菜のひとつ。大根の生き様を考えるうちに、「派手に生きるだけが人生じゃないぜ!」と教えられているような気がしてくる。作者は、漫画『孤独のグルメ』原作者でおなじみの、久住昌之さん」そのエッセンスを紹介しよう。
大根はエライ と言うと、なんで?と聞かれたりする。
大根です。「大きな根っこ」で大根。あまりにそのまんま。
たしかに、ちっともエラそうに見えないかも。
一年じゅう売っていて、安いからかな。
大きくて重いけれど、水っぽくて、どこを切っても、 まっ白だからかな。
人間にたとえると、まじめでおとなしい感じ。
でもこの大根くん、日本の食べ物の世界では
大忙しの大活躍をしているんだよ。
そのまますれば大根おろし。
おしょうゆをかけるだけでおおいしいけれど、大根おろしは、 じつにいろんな料理と合うんだ。
大根って、いっしょに煮るものの味を自分にしみこませて、 おいしくなるのが特長。
ブリ大根、ふろふき大根、大根とイカの煮ものは、 なぜかおばあちゃんが作るのが一番おいしい。
煮るものによって、大根のおいしさもかわるんだ。
生でも煮ても、大根は自分がでしゃばらず
相手の味を引き立てたり、やわらげたりして、 いっしょにおいしくなる。
まるでいつも脇役に徹している役者さんみたいだ。
でも脇役だからか、しっかり働いているのに、あまりほめられず、 無視されているようなtきもある。舟盛りでは食べ物というより、 お刺身の台だ。トホホ。
脇役といえば、日本のごはんの大切な脇役、漬けもの。
ここでも大根はまさに八面六臂の大活躍だ。
たくあん、べったら漬け、みそ漬け、千枚漬け、桜漬け、 ぬか漬け(2大スター・キュウリとナスのかげにひっそりと)
どうですか。調べるほどに、考えるほどにすごい、大根。
人気、実力ともにナンバーワンの野菜だ。
なのに、ちっともそう見えない大根。
この活躍がもっと認められていい。大根がもっと目立っていい。
スポットライトを浴びて注目されるべきだ。
大根よ、もっと自己主張しろ!「オレが一番だ!」と。
とびだせ!大根!!
しかし、そういうと大根はきっと
「いや、ボクはいいよ」
と、小さな声で言いそうな気がする。
大根って、そういうやつなんだ。
そこのところが大根のホントにエライところなんだ。
大根はエライ。大根はエライ。
そんな大根の花が 風にゆれてるよ。
今日は大根だな!おでんかな、煮ものかな!大根の出来はとっても重要です。(笑)オススメです。♪