「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「大根はエライ」(久住昌之)

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大根はエライ (たくさんのふしぎ傑作集)

大根はエライ (たくさんのふしぎ傑作集)

 

 野菜はみんな好きなんだけど、特に好きなのがダイコン。母や義母のダイコンの煮ものを食べると美味いな〜、上手いなあ〜!こんなふうに料理できたらいいなあ!と感心してしまう、ワタシがやるといまいちなんだよね〜!(笑)

 

日本の食卓には、毎日のように大根が登場する。おでんに、漬けものに、みそ汁。大根おろしに、刺身のツマ。大根は、日本でもっとも食べられている野菜のひとつ。大根の生き様を考えるうちに、「派手に生きるだけが人生じゃないぜ!」と教えられているような気がしてくる。作者は、漫画孤独のグルメ原作者でおなじみの、久住昌之さん」そのエッセンスを紹介しよう。
 
大根はエライ と言うと、なんで?と聞かれたりする。
大根です。「大きな根っこ」で大根。あまりにそのまんま。
たしかに、ちっともエラそうに見えないかも。
 
一年じゅう売っていて、安いからかな。
大きくて重いけれど、水っぽくて、どこを切っても、まっ白だからかな。
人間にたとえると、まじめでおとなしい感じ。
でもこの大根くん、日本の食べ物の世界では
大忙しの大活躍をしているんだよ。
 
そのまますれば大根おろし
おしょうゆをかけるだけでおおいしいけれど、大根おろしは、じつにいろんな料理と合うんだ。
大根おろし、シラスおろし、なめこおろし、イクラおろし、納豆おろし、つきたてのおもちにもバッチリだよね。
 
大根って、いっしょに煮るものの味を自分にしみこませて、おいしくなるのが特長。
ブリ大根、ふろふき大根、大根とイカの煮ものは、なぜかおばあちゃんが作るのが一番おいしい。
 
煮るものによって、大根のおいしさもかわるんだ。
生でも煮ても、大根は自分がでしゃばらず
相手の味を引き立てたり、やわらげたりして、いっしょにおいしくなる。
 
まるでいつも脇役に徹している役者さんみたいだ
でも脇役だからか、しっかり働いているのに、あまりほめられず、無視されているようなtきもある。舟盛りでは食べ物というより、お刺身の台だ。トホホ。
 
脇役といえば、日本のごはんの大切な脇役、漬けもの。
ここでも大根はまさに八面六臂の大活躍だ。
たくあん、べったら漬け、みそ漬け、千枚漬け、桜漬け、ぬか漬け(2大スター・キュウリとナスのかげにひっそりと)
 
 
どうですか。調べるほどに、考えるほどにすごい、大根。
人気、実力ともにナンバーワンの野菜だ。
なのに、ちっともそう見えない大根。
この活躍がもっと認められていい。大根がもっと目立っていい。
スポットライトを浴びて注目されるべきだ。
大根よ、もっと自己主張しろ!「オレが一番だ!」と。
とびだせ!大根!!
 
しかし、そういうと大根はきっと
「いや、ボクはいいよ」
と、小さな声で言いそうな気がする。
 
大根って、そういうやつなんだ。
そこのところが大根のホントにエライところなんだ。
大根はエライ。大根はエライ。
そんな大根の花が 風にゆれてるよ。

 

今日は大根だな!おでんかな、煮ものかな!大根の出来はとっても重要です。(笑)オススメです。♪

 

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大根はエライ (たくさんのふしぎ傑作集)

大根はエライ (たくさんのふしぎ傑作集)