昨日に続いてホリさんことジャイアンツのV9時代のエース堀内恒夫の本。しかも自伝だ。いいねえ〜!この歯に衣着せぬコトバ。これだよ、これ。今はこういう選手少なくなったからねえ。冒頭のまえがきを紹介しよう。
・江川卓も、西本聖も、定岡正二も、ましては若い槇原や、橋本や、斎藤などはもってのほかだ。この本を読むことを禁止する。ゴチャゴチャいうな。これはコーチ命令だ。読むことまかりならぬ。本を読みたかったら、他の本を読め。
オマエらにプラスになるような、ためになるようなことは、いっさい書いてない。これからオマエらがプロで生きていくためには必要なのは、一にも練習、二にも練習、三、四がなくて五に練習。
オレの人生は違った。引退したときにもいったようにオレは素質でやってきた。第一にここが違う。オレの野球人生をマネなれたら困るのだ。コーチとして……。
オレがオマエらに小言をいう。これは叱っているのだ。
その昔、オレお上の人から、いろいろいわれた。しかし、そのとき、オレは叱られているとう意識もなかった。オレの解釈は「さとされている」というものだった。
なぜならー。ここが大事だ。
「オレがいなかったら、巨人は勝てやしねえんだ」
オレのバックボーンだ。若気の至りとも思わない。オレはそんな思いをバネにしてやってきた。
山があるから登るんだ。
門限があるから破るんだ。
これだよ、これ。
だからオマエたちのうちで、
「オレがいなけりゃ巨人は勝てねえんだ」とハラの底から思っているヤツは、門限破りやればいい。見つけたら2、3発はぶん殴るだろうけど、内心はほめてやってもいい。
いいなあ、ホリさん。監督としては不適格だったけど。(笑)野球ファン、オススメです!♪(・∀・)