「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「さとやまさん」(工藤直子・文 今森光彦・写真)

 


さとやまさん


今年も残りあと一週間とちょっとだね。ワタシの故郷の新潟の松之山ももう雪だね。ふっとしたときに故郷を思い出す。(・∀・)


さてこの本。写真集でもあり絵本でもあり。里山を「さとやまさん」として擬人化し、人に親しい存在として語りかける。春夏秋冬の季節の、風景、生き物、風、色形、音、静けさ…。ああ〜故郷を思い出す〜!


はる ひかり ふりそそぎ
はっぱ はなびら うまれたて 
おたまじゃくし ぴっかぴか
ちょうちょ あっちこっち
かぜ ふうわり
いろんな かたちで
いろんな いのち
いっしょに そばに いてくれて さとやまさん ありがとう


わたしたちが 住むまちと
人があまり入らない 大きな山や深い森があるけど
そのあいだに 丘や林 畑やたんぼがあるね
そこを「さとやま」と 呼んで
わたしたちは なかよくしているんだよ
おおむかしから 人々が
たのんだよ と たよりにした「さとやま」
いっしょにね と 手入れした「さとやま」
ありがとう と 友だちにした「さとやま」
だから「さとやまさん」って呼びたくなるんだ


「さとやま」いろいろ たのもしい
木々が しっかり根をはる大地は
スポンジのように水を吸い
山崩れや 洪水をふせぐしさ
林の葉っぱは 光合成
二酸化炭素を吸って 空気をきれいにするしね
だから「さとやまさん」って呼びたくなるんだ


これが日本人の原風景であり、原点なんだろうね。見るだけで気持が清淨になる気がする。疲れたカラダとココロが癒やされます。オススメです。(・∀・)



 


さとやまさん