「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「素敵な日本人 東野圭吾短編集」(東野圭吾)


素敵な日本人 東野圭吾短編集


全作品読破している東野圭吾。久しぶりの短編集だね!これも良いいよ!(・∀・) 読み応えというのはウスい気がするけど、結末が早いのはウレシイ。タイトルを紹介しよう。



「正月の決意」……現代版、オー・ヘンリー「赤い酋長の身代金」のような。(笑)


「十年目のバレンタインデー」……アイデアに詰まった人気作家に元カノから電話が。しかもバレンタインデーディナー。その真相は…。


「今夜は一人で雛祭り」……雛祭りの歌に隠された秘密とは?


「君の瞳に乾杯」……アニメしか興味がない内村の正体とは?


「レンタルベビー」……将来、こんな未来がきっと訪れる!?


「壊れた時計」……なぜ?壊れた時計を修理しようと思ったのか!?


サファイアの奇跡」……世にも珍しい青い色の毛のペルシャ猫がいた!?


「クリスマスミステリ」……ツリーに十字架を飾るのはタブー?


「水晶の数珠」


信じがたい話だった。水晶の数珠には本当に過去に戻れる力がある。遺言の文末には、カタカナが十六文字並んでいる。それが呪文だ。しかし、この力は生涯に一度しか使えない。そして戻れるのは一日だけである。また一度使えば、その人間が死ぬまで、次の人間が使うこともできない


いつ、どのように使うかは自由だ。自分で決めればいい。祖父はこの力を使い、人生最大の相場で財を成した。相場の結果を知ってから過去に戻り、その相場に全財産を注ぎ込んだ。


競馬の万馬券に賭けるというのなら、それでも構わない。絶体絶命の危機に陥った時のために取っておくという手もある。父も使った。人生で最も大切だと思った時に使った。


この水晶、欲しいなあ。どんな時に使うかなあ!そしてどんな時にバトンタッチするかなあ。オススメです。(・∀・)




素敵な日本人 東野圭吾短編集