「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「企画書は1行」(野地秩嘉)

  


企画書は1行 (光文社新書)


全著作読破を狙っている野地秩嘉さんの本。この本もインパクトがありました!(・∀・)


「できる限り短く。本当にやりたいことを書く。その一点に想いを込める。たった一行で相手にで伝わる企画のツボとコツとは?」sのエッセンスを紹介しましょう。


・鉄則「映画を宣伝する時は一行にすること。一行で表現できない映画はヒットしない」一行で表現される言葉は驚くほどシンプルである。しかし、一行に込められた表現力と説得力が企画書の魂になる。


「君はキルケゴールも読んだことが無いのか?」小山薫堂


・短い言葉にまとめるためには、何が必要か。そのためには、一行で表せるコンセプトや「何を伝えたいか」にたどりついていなくてはならない。また相手に「見たい、読みたい」そして「それをやりたい」と思わせる一行を書くには、さまざまな内容を一行にする表現力も要るたった一行の中に自分の持つ企画力をすべて込めなくてはならない。自分の持つ想い、感受性、アイデア…ありったけの才能を盛り込むしかない。


「すべては現場にある」トヨタ自動車会長 張富士夫


カイゼンばかりが取り上げられますが、カイゼンより前にまず作業の『標準化』があるんです。つまり毎回違うやり方をしているような生産現場ではカイゼンしようにもできない。標準のないところにカイゼンはありません。大野(耐一)さんは、オレに見えるひょうにしろと現場に命じました。」


・「一生、屋台を引くことはできない」東京・恵比寿「たこ」店主 柳瀬俊之


・「学生服の第二ボタン、五個入りで3000円」アイエス社長 伊藤喜久雄


・「野生動物の目的、それは食べること」旭山動物園園長 小菅正夫


企画書の一行とは内容のまとめではない。では何なのか。それは一行を見た時、頭の中に映像が浮かぶことだ。読んだ人の脳裏に風景を映し出すことなのだ。こうした一行を書けるようになるにはふたつの方法しかない。他人の書いた鮮烈な文章を集めて研究すること。そして、頭の中に浮かんだイメージを文章化する訓練を怠らないこと。そうした訓練を通じていけば、鮮烈な表現を自分のものとして使いこなせるようになる。その上で書かれた文章が、企画を通す力を持ち得る。


インテル 入ってる 小野塚テル」みたいなものだね。(笑)オススメです。(・∀・)


  


企画書は1行 (光文社新書)