「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「関西人の正体」(井上章一)

 


関西人の正体 (朝日文庫)


新潟生まれのワタシ。先祖代々、新潟だ。大阪、京都、神戸などの関西に行くとその言葉やノリや明るさがウラヤマシイと思うときがある。新潟県人はやっぱりマジメだよね。(笑)


さてこの本。「かつての都、日本文化の中枢であった大阪・京都は、没落しきっている。しかし、没落の先進地帯である関西には、現在の日本全土の低迷期に役立つ知恵がたくさんある。ベストセラー『京都ぎらい』の著者による、知的興奮に満ちた関西論」そのエッセンスを紹介しよう。


オマーン港をなんと読む?】


関西人は「オメコメ(おめでとうコメント)」「おこめ」「おめこぼし」という言葉に敏感である。アラビア半島の南に、オマーンという国がある。港もオマーン港である。ニュース番組では「ただ今、オマーンみなとの火災は……」と。「港(こう)」といわなかった。オマーンみなと」と発音したのである。横浜港を「横浜こう」と呼ぶなら、オマーンこう」といえ。


そういえば、大阪に紅萬子(まんこ)という女優がいる。関西では親しまれ、テレビでもよく顔を見かける。だが、東京のテレビでは、まずお目にかかれない。「まんこ」という名前がネックになっているからだという。京都では「おまん」という和菓子がある。京都弁では、まんじゅうのことを「おまん」というのである。関東者にはけっこう人気がある。みやげもの屋では、猥談をとばしながら「おまん」を買っている関東者をよく見かける。におかかわらず、メディアでは「おまん」や「まんこ」を隠蔽する


その他、「きたない!?関西弁」「近畿のほんとうの意味」「江戸こそ食いだおれの町」「京都の景観なんて、どうでもいい」「値切れる関西人」「ナットウぎらいの関西人」など。


なーるほど!関西人のたくましさがつたわってくるね。オススメです。(・∀・)


 


関西人の正体 (朝日文庫)