「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「円周率の謎を追う 江戸の天才数学者・関孝和の挑戦」(鳴海風)

 


円周率の謎を追う 江戸の天才数学者・関孝和の挑戦


若いころに円周率を暗記したので、3.141592653589793238462643383279502884……なでは言えるのだ。少し自慢(笑)


さて、この本は歴史の教科書でも有名な江戸の天才数学者・関孝和の物語。


「しかし、だれも疑問に思わない円周率に、そこまで興味をもたれるとは、ほんとうに孝和どのはおもしろい人だ」


実は、円周率3.14が、 まだ使われていなかった江戸時代は「3」だった。そして「3.16」だったのだ。なぜ「3.16」なのか?もっと少ない感じがするのだが……と孝和。


円に魅せられ、その謎を解明しようとした数学者がいた。彼の名は、関孝和。円周率の計算や、筆算による計算の発明など、 数々の偉業を残し、日本独自の数学・和算を、世界と競えるレベルにまで押し上げた彼の、少年時代からの物語



孝和は、いろいろ工夫しながら、数式を表現する新しい方法をあみだした。紙の上で文字と記号を使う方法である。漢文から思いついたので、数式は縦に書かれている。それを「傍諸法」と名づけた。傍諸法で表現すると、未知数が多くても方程式を表現できる。


…いや〜数字がなかった時代の計算や筆算なんて想像できないよねえ…。和算ってスゴイよねえ…。ノーベル賞は生きている人にしか上げられないけど、関孝和が生きていたらもらっていただろうなあ。オススメです。(・∀・)


 


円周率の謎を追う 江戸の天才数学者・関孝和の挑戦