「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか」(井出留美)


賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか (幻冬舎新書)


ワタシはスーパーなどでは賞味期限はあまり気にしないタイプだ。安全率を加味していることは知ってはいたが、この本を読んでこれほどとは思わなかった!


ほとんどの食品の賞味期限は実際より2割以上短く設定されている。だが消費者の多くは期限を1日でも過ぎた食品は捨て、店では棚の奥の期限が先の商品を選ぶ。小売店も期限よりかなり前に商品を撤去。その結果、日本は、まだ食べられる食品を大量に廃棄する「食品ロス」大国となっている。しかも消費者は知らずに廃棄のコストを負担させられている。食品をめぐる、この「もったいない」構造に初めてメスを入れた衝撃の書」そもエッセンスを紹介しよう。


日本の卵の賞味期限は「夏場に生で食べる」のが前提で、パック後14日間(2週間)と設定されています。でも、気温が低い(10度ぐらい)冬場であれば、産卵から57日間、つまり2ヶ月近くも生で食べられます。しかも「生で食べる」のが前提だから、賞味期限を過ぎていても、加熱調理すれば、十分食べられるのだそうです。ご存知でしたでしょうか。私は恥ずかしながら、つい最近まで知りませんでした。


・本当に気をつけなければいけないのは「消費期限」です。日持ちしないお弁当やサンドウィッチ、お惣菜などに表示される「食べても安全な」期限です。これはきっちり、その日までに消費する必要があります。これに対し、賞味期限は「おいしく食べられる期限」です。実は、賞味期限は、本来のおいしく食べられる期限より短めに設定されていることがほとんどです。どれくらい短めかは、企業や商品によって違います。


その他、「消費期限の切れた頃が一番おいしいものもある!?」「スルメもカビる!水分量15%ラインを知っておく」「これ食べられる?を自分で判断する8つのポイント」「捨てるコストはあなたが払っている」「あなたはあなたが買うものでできている」「食べ物をシェアする生き方」など。


死にゃあしないのにねえ…もっと食べ物を大切にしたいよね。オススメです。( ̄^ ̄)



賞味期限のウソ 食品ロスはなぜ生まれるのか (幻冬舎新書)