「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「東京総合指令室 東京圏1400万人の足を支える指令員たち」

   


東京総合指令室―東京圏1400万人の足を支える指令員たち (交通新聞社新書)


昨晩の大雨で東海道新幹線止まったねえ…。私は新潟から上越新幹線だったので、影響なく無事戻って来られました。(・o・)


毎週のように電車が止まるよねえ。その時の振替輸送などのコントロールは誰がやるんだろう!?と思ったことはないだろうか?そのヒミツがこの本で解き明かされるっ!!!(・o・)

「われわれが日々利用する電車、そして世界に類を見ない高密度輸送を行なう東京圏の鉄道は、誰がどのように管理し、支えているのか。国内最大規模の指令室であるJR東日本の東京総合指令室を取材し、紹介する。この指令室では、1日約1400万人を運ぶ東京圏の在来線輸送を管理しており、所属する500 人余りの社員が、乱れたダイヤを回復させ、トラブルで停まった列車をなんとか動かそうと奮闘している。本書では、これまでほとんど紹介されることがなかった指令室の過去・現在・未来に迫り、東京や日本の鉄道の側面をかいま見る」そのエッセンスを紹介しよう。



鉄道を支える人たちというと、駅などで見かける駅員や運転士、車掌などを思い浮かべるがそれは全体像の極々一部にすぎない。実際は駅員や運転士などよりもはるかに多い人が鉄道を支えているのだが、その多くがわれわれ利用者から見えない職場にいるので、気付かないだけなのだ。本書で紹介する「東京総合指令室」はそうした見えない職場の一つである。


・一日に1400万人の利用者を運び、約8000本の列車を管理する輸送の要。セキュリティがとくにきびしくあまり情報が公開されていない。テレビや新聞、ネットメディアで紹介されることもほとんどないので、その存在すら知らない方も多いだろう。


東京総合指令室JR東日本が持つ指令室の一つで東京圏の在来線を管理している。広い。床面積は体育館2個分よりも広く、天井の高さは一般のオフィスの2倍。そこに500人が働く。場所は公開できない。写真撮影も禁じられたため、本書には指令室の写真を一枚も載せられなかったが、代わりにイラストを作成した。


・おもな司令業務は4つ。

輸送指令(列車の運行管理)
運用指令(乗務員や車両の運用管理)
営業運輸指令(駅や乗務員への情報提供・指定席調整など)
設備指令(鉄道設備の保守・管理)


JR東日本は直営の発電所を持つ鉄道会社で、川崎に火力発電所が一つ、新潟に水力発電所が3つあり、同社が消費する電力の約6割を賄っている


「指令室という職場」「指令員の仕事」「指令長に聞く」「総括指令長に聞く」「運行管理の今昔」「東京圏鉄道の今後」など。


まさに縁の下の力持ちだねえ。感謝だねえ。日本の鉄道ってスゴイなあ。オススメです。(^ν^)


   


東京総合指令室―東京圏1400万人の足を支える指令員たち (交通新聞社新書)