「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「夢の超特急」誕生 秘蔵写真で見る東海道新幹線開発史

    


「夢の超特急」誕生―秘蔵写真で見る東海道新幹線開発史 (交通新聞社新書)


毎週のように新幹線に乗っている。私は、昭和39年の東京オリンピックの年の生まれ。高速道路が完成し、東海道新幹線が開通した年なので、ひときわ新幹線には愛着があるのだ。


さて、この本。「東海道新幹線が開業するまでの約10年間にわたる「交通新聞」の記事と、未発表写真を含む膨大な写真資料とを再構成して、構想から開業に至るまでの道のりを振り返る。さまざまな困苦に直面しながらも驚異的なスピードをもって出来上がっていく新幹線の様子だけでなく、戦後復興期から高度経済成長期へと転換していく日本の風景や人々の息吹が伝わってくるのも、貴重な新聞記事と写真ならでは。文字だけでは語れない歴史がある。169点の写真で紡ぐ、新幹線開業までの道のり」そのエッセンスを紹介しよう。



昭和29年3月8日 「80系電車の120キロ走行試験」


昭和30年12月13日 目標は「東京〜大阪6時間半」


「東京〜大阪間を6時間半で結べるなら、今ひとつ重大な利益が期待される。それは一編成の電車で一日一往復運行できるということだ。」


昭和31年11月19日 東海道本線東京〜大阪間の全線が電化され、所要時間は30分短縮の7時間30分となった


昭和34年4月20日 十河信二総裁は「世界の鉄道に革命をもたらすもの。今度は3度目の正直だ全世界が未だ実現し得なかった最高の鉄道としてお目見得することを念願していいます」



昭和37年2月 (モデル区写真)


昭和37年9月8日 速度向上試験で時速160キロに成功

昭和38年1月11日 全国から選抜された新幹線要員の研修 


昭和38年3月30日 杞憂をよそに世界最速の時速256キロ樹立


昭和39年7月25日 東京〜大阪間全線の通し試運転



昭和39年7月25日 沿線には人、人、人……。


昭和39年7月〜8月 新幹線乗務員と列車指令員の養成


昭和39年9月10・24日 開業初日きっぷを求めて一番乗りは高校生


昭和39年10月1日 国鉄本社で開業式典 門出の誓い


石田総裁が両陛下に向かい「われわれ45万職員は一致協力して今後いっそうの努力をいたします」と奉答した




今では当たり前のことでも、プロセスを振り返ると感慨深いものがあるねえ……感動だなあ……。オススメです。(^ν^)


    


「夢の超特急」誕生―秘蔵写真で見る東海道新幹線開発史 (交通新聞社新書)