「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「新幹線を運行する技術 超過密ダイヤを実現する高速鉄道の秘密」(梅原淳)

毎月のようにお世話になっている新幹線。新横浜駅の利用が多いんだけど、スゴいよね〜3分とか5分刻みで走ってるもんねー!山手線並みだよね、しかも遅れないし、便利だし、速いし。(・∀・)

 

超特急を超過密ダイヤで安全に運用する術。東海道新幹線は、2018年度、1日当たりの列車本数が373本もあったのだが、1列車当たりの平均遅延時分(間)はわずか「54秒」だった。この驚異的ともいえる正確な運行を実現している秘密は何なのか?新幹線は、もっぱらその速さが話題になるが、「新幹線システム」としてみたときの完成度も見逃せない」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
物事はある日突然変わるのだ。1つは、新幹線の列車が駅に侵入する速度の向上もう1つは100系という車両が車体の側面に備えていた行先表示だ。1991年12月5日〜93年3月1日にかけて実施されたこの施策によって、新幹線は通勤電車のようにきびきびと運転される輸送システムへと変革を遂げた
 
・この施策の影響を受けた鉄道会社は京浜急行電鉄だ。同社は新幹線での施策を参考にしながら、後続の速達列車を待避する、各駅停車が駅に侵入する速度を向上させた新幹線とはどのような思想に基づいて列車が運行されているのか」をまとめたのが本書だ。
 
JRグループの企業はマルス(MARS・Magnetic electronic Automatic seat Reservation System)501という大型コンピュータを用意し、新幹線はもちろん、在来線の分も含めた指定席を管理している。多いときで1日で1000万回ほどもある座席の照会にもびくともしない。
 
新幹線の列車は、ほぼその日ことに列車の顔ぶれが変わるのだ。なぜか?日によって旅客の数が大きく変わるからである。東海道新幹線えは、旅客の数が1週間のうちで最も少ない月曜日と最も多い金曜日であは、その差は10万人を超えるという。1本の列車の天人は普通車が1123人、グリーン車が200人であるから、列車76本分の変化が生じることを意味する。
 
・新幹線の車両の製造価格は、2018年度で、1両平均1億4,956万円
 
その他「「15分」や「12分」で折り返す神業のような清掃作業」「5種類以上もあるさまざまな清掃作業」「東海道新幹線は雪に弱いが「リカバリ力」が最強」「「新幹線がなければ出かけない人」もいる」「新開業した新幹線列車の本数の決め方」「「トクトクきっぷ」「団体旅客」の誘致で空席を減らす」「場所すら明かされない「総合司令所」は新幹線の中枢」「1ヶ月に6日は走っているドクターイエロー」「なぜ東海道新幹線ではニュースが流れなくなったのか?」「東京駅に近い「品川駅」「上野駅」の存在意義とは?」など。

 

いや〜コレ、すごいわー!ワタシは「鉄ちゃん」ほどじゃないけど、乗り物ファンとしては必読だわー!オススメです。(・∀・)