以前よりは利用回数は少なくなったものの、毎月のように利用している新幹線。便利だよねー!ワタシと同じ昭和39年生まれの同い年。
「新幹線は今後どう整備される? リニア新幹線の命運は? 新幹線の過去・現在・未来を一冊で!」そのエッセンスを紹介しよう。
・誕生して半世紀以上。 新幹線は人々に多くの利益をもたらしている。 その一方でまた多くの問題も引き起こしてきた。新幹線を見ると、 欠点や欠陥のないものをつくることの難しさ、 それからよいものと悪いものとのなかからよいものを選ぶのではな く、 よいもの同士のなかからよいものを選び出す眼力が必要であること を痛感させられる。こうなると新幹線とは一種の作法となり、「 新幹線道」と位置づけて理解すれば良いのかもしれない。
・2014(平成22) 年度に全国の新幹線を利用した人の数は3億7658万6000人 であったという。 国内に住む人が年に2回か3回は乗った計算となる。 航空の利用者数は9519万7472人であったから、 新幹線の利用者数の多さは際立つ。
・なぜ新幹線はここまで発達したのか? それは極めて効率的な乗り物だからである。
・統計の数々をまとめると、新幹線は全国の鉄道全体に対し、 線路の長さは9,5%、利用者数は1.5% にしかそれぞれ占めないものの、旅客人キロは21.3%、 旅客運輸収入は31.2%を占めている。 利用者の多くが長距離を乗車するうえ、 運賃だけではなく特急料金も支払ってくれるおかげで売上高が増大し 、 新幹線の列車を走らせるJR各社にとってありがたい存在となって いるのだ。
・ 国鉄の第4代総裁十河信二ほぼ一人の思いつきで実現したと考えら れている。十河総裁の眞の功績は、 東海道本線の輸送力を行為強く上げるためには、 列車を高速では知らせることが裁量だと気づいた点である。 その考えを半ば強引に推し進め、 着工からわずか5年で東海道新幹線を完成させてしまった事実には 称賛を惜しまない。
・十河信二の呪い「新幹線は必ず政治の道具となる。 やがて全国に張りめぐされる日も来るだろう。しかし、 新幹線として本当に採算が取れるのは東海道新幹線だけ。 甘く見積もっても広島までだ。 それ以外の新幹線をつくったら大変なことになってしまう」 ところが国鉄は山陽新幹線の建設を強行した。 その結果どうなったのか。十河総裁が言ったとおり国鉄は「 大変なことになってしま」った。
すごいなあ!新幹線っ!!!これからもいっぱいお世話になるなー。知っておいたほうがいいよね。オススメです。(・∀・)