「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「黄金比の謎 美の法則を求めて」(渡邉泰治)

    


黄金比の謎 (DOJIN選書)


時々、美術やデザインなどで登場する黄金比。不思議だよね〜〜!中途半端がちょうどいいんだよねえ!(^ν^)この黄金比を数学的に学問としてとらえるとのようになるのだろうか!?(・o・)


「1:1.6180339887…」黄金比をもつ長方形は、えもいわれぬ美しさ(ちょうどよさ)を醸しだす。しかし黄金比は「中途半端」な数である。 「中途半端」な数が「ちょうどよい」感覚をもたらすのはなぜか。本書は、「ちょうどよさ」「中途半端さ」をキーワードに、自然界、人の感覚、数学を黄金比 で結びつけ、そこに美の法則をさぐろうという試みである」そのエッセンスを紹介しよう。



・数学に対しての冷ややかな視線と、一方で黄金比が、多くの人々をひきつけてやまないという黄金比人気には、深い溝があるように思われるが、この溝を埋めるのは数学を措いてほかにはない。事実、私には、「謎めいた黄金比の美しさは、数学の光を当てて見ることにより、さらに輝きを増す」という信念がある。数学を駆使して黄金比の性質を分析すると、その特徴が浮き彫りになる。また数学の美しさ、楽しさ、すばらしさを伝えるうえで、一見無関係とも思える話題と不思議な縁(えにし)で結ばれている黄金比は、絶好のテーマであると考えている。さらには、教育者として黄金比人でにあやかり数学の不人気を改善したいという欲求もある。本書は、それらの私の思いを具現化する試みでる。


・正多面体は、数学者オイラーが証明したように、五種類(正四面体、正六面体、正八面体、正十二面体、正二十面体)のみ存在する。これらはすべての麺が合同、すべての辺の長さが同じ、すべての面のなす角が同じという性質をもつ、そのような単純さや均斉は美しさを醸し出す。さらには、たった五種類しか存在しないことから、けなげな美しさを感じるのは私だけだろうか。


・平面の任意の点に正多角形の頂点が集まるとき、その点に何個の正多角形を集めて平面をつくることができるか。正六角形、正方形、正三角形の三種類のみが平面を敷きつめることができる。この結果は単純である。しかし、たった三種類しかないとう結論にはおおいに驚かされる。


うーん、いいなあ。数学を学び直したくなるなあ。オススメです。(^ν^)


    


黄金比の謎 (DOJIN選書)