ワタシが生まれた年、つまり前回の東京オリンピックの年の1964(昭和39)年に誕生した新幹線。以前よりも出張が少なくなったとはいえ、毎月のように新幹線に乗っている。在来線特急と比べると快適さが違うよね〜!ありがたや、ありがたやっ!(・∀・)
さてこの本。「2014年秋に東海道新幹線開通50周年を迎え、15年春には北陸新幹線が金沢まで延伸するなど、ますます便利になる新幹線は、今日も進化し続けている――。新幹線の激動の歴史から開通の立役者にまつわるドラマ、世界に誇る最新メカニズム、安全対策、駅名の決め方や列車愛称の由来、歴代車両の徹底解剖、リニア新幹線開通予定まで、あらゆる情報を1冊にまとめた決定版!」そのエッセンスを紹介しよう。
・旅客が移動手段として鉄道が飛行機を選ぶ基準に「4時間の壁」 という法則がある。これは、移動時間が4時間程度までは鉄道、 それ以上は飛行機が優位に立つ傾向にあるという説だ。 これまで圧倒的に飛行機の利用が多かった大阪〜鹿児島・ 熊本間だが、新幹線の所要時間が4時間を切ることで、 競争が激化しそうだ。
・初めて新幹線が開業した1964年当時、 営業時の最高速度は200キロ、 軌道の路盤が安定した翌年からは時速210キロで運行されていた 。2010年時点で300キロが最高となっている。 1996年には、 JR東海の試験型車両が最高スピード443キロを記録した。 しかし、 実際に運行している最高速度は90キロしか伸びていない。 これはいったい何故なのか? 新幹線は走行するにあたり騒音を70〜 75デシベル以下に抑えるよう基準が設けられている。 現在でもさらなる高速運転が可能だが、 環境基準をクリアできていないため、 時速300キロでの営業が限界といういわけである。
・N700系の「N」は会社名ではなく「NEW」「NEXT」 の意味が込められている。
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