「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「かあちゃん取扱説明書」(いとうみく)


かあちゃん取扱説明書 (単行本図書)


いいなあ!この本!こんな本が欲しかったなあ……って世界中の子どもは思うんじゃないかなあ……。あっ……子どもたちだけじゃなくて、ダンナもそうかあ……(笑)


ぼくんちで、一番いばっているのはかあちゃんです。今朝も朝からガミガミうるさくって、ぼくはハラがたちました。かあちゃんにいいたいのは、何日も同じごはんをつくらないでほしいです。さいごに、かあちゃんはすぐ「早く」っていうけれど、ぼくが「早く」っていうとおこるのは、やめてほしいと思います。……ぼくの作文を読んだ父ちゃんは大笑いしてかあちゃんはほめるときげんがよくなるんだ。とにかくほめること。パソコンもビデオも扱い方をまちがえると動かないだろ、それと同じさ」扱い方! そうか、扱い方さえまちがえなければ、かあちゃんなんてちょちょいのちょいだ!」そのエッセンスを紹介しよう。


「哲也、早くお風呂に入っちゃいなさい」“早く”は、かあちゃんの口ぐせだ。

ーパソコンやビデオも、あつかい方を間違えると、動かないだろ。ヘタすりゃ故障だ。それと同じってことだな。

あつかい方、そうか、あつかい方だ!ぼくは心の中で手をたたいた。あつかい方さえ間違えなければ、かあちゃんなんてチョチョイのチョイだ。


すごい、すごい、すごい!ちょろっとほめただけでこのきき目。ってことは、かあちゃんのあつかい方をマスターしたら、こづかいだって、おやつだって、ゲームだって、ぼくの思い通りになるかもしれない。ぼくはベッドにダイブして、グフフフと笑った。


「頭」→記憶力あり、ぼくのいたずら、悪さに関する記憶はバツグンだけど、おやつのリスエストや、ぼくが頼んだことはわるれっぽい。

「うで」→買物ではかいりきパワーを見せる。両手いっぱいのにもつをかるがる運ぶ。

「手」→料理やさいほうとかをする。手抜きが多く、のうりょくをはっきすることはめったにない。

「はら」→かなり太め

「足」→短め


各部の名称、各種機能、お手入れの方法、ご使用方法 この4つを書くことにした


・コーヒーメーカーでいうと、基本機能っていうのはコーヒーを作るってことになるけど、かあちゃんだと何なんだ?ごはんを作る、ちゃわんを洗う、洗濯をする、そうじに買物、あって、とうちゃんやぼくを朝おこす、なんてのもあるよな。けっこう多い


注意:おかずの種類、味付けのもんく、買物とちゅうの立ち話のジャマなどは、ゲンコツの危険あり


「勉強 勉強といわせない方法」「食べたいごはんをつくってもらう方法」「母ちゃんルール」「早くしなさいといわれない方法」「ねぼうをした時におこられない方法」「これがぼくのパラダイス?」など。


最後の2行はスゴイ……やられた…………さすが!かあちゃんは、最強だねえ……超オススメです!(・∀・)!




かあちゃん取扱説明書 (単行本図書)