「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「県民性の人間学」(祖父江孝男)

  


県民性の人間学 (ちくま文庫)


私の大好きな番組秘密のケンミンshow 47都道府県のそれぞれの特長が出てオモシロいよねー!(・∀・)


さて、この本。「マスメディアが発達した現在では、東京中心の文化が日本列島の北から南までを覆い尽くして、もはや地方色など風前のともし火と思われるかもしれない。しかし、どっこい県民性は今でも確かに存在する。どのようにして県民性は作られてきたのか。言葉の訛りや文化風俗から、人柄気質の違いにいたるまで、 ローカル色豊かなトピックが満載。47都道府県ごとに章をたてて楽しく紹介する」中でも私の故郷、新潟県を紹介しよう。


新潟県


東京の風呂屋豆腐屋は、なぜ新潟県人が多いのか?新潟県人には地味で粘り強い性格に加えて、ひたむきさがある。それが職業と結びついたとき、公衆浴場や豆腐屋となったようだ。どちらも地味で単調な仕事だ。風呂屋は夜が長く、豆腐屋は朝が早いという違いはあるが、労働のわりには儲けが薄い。しかも毎日の生活に欠かせないから、目新しさより堅実さが求められるが、収入は小銭でも現金収入であり、家族だけの少人数でもすぐに独立できる利点がある。そういったところが、ひたむきな新潟県人の性格に合ったのではないだろうか。


会議などでも発言は少ない。黙って聞いていることが多い。しかし決定したことは忠実に遂行する。口先ばかりで行動が伴わないタイプはいくらでもいるが、新潟県人はまさにその逆なのだ。


新潟県出身の看護婦の数は、明治以来つねに全国の上位にある。社会的大切な仕事のわりには労働条件が厳しく、しかも資格を取るまで時間のかかる看護婦を希望する女性は新潟県出身の女性がいつも上位を占めるというところに、この県の県民性があらわれている。なおこの他にも旅館従業員、家庭のお手伝いさん、エレクトロニクス関係の工場従業員等々の分野で重要視されてきた。性格は従順でおとなしいが、ひとつのことを我慢強くやり遂げるタイプである。これは職場や恋愛でも変わらない。お茶を出したり片付けたりといった作業を何気なくこなすし、残業も頼まれればいやとはいえない。ひとりの男性に心を奪われると、いつまでも思い続けることが多い。デートのときも自分をあまり主張せず、つねに男性の立場を考える。ひとことでいうと夫唱婦随のタイプになる。


やっぱり新潟はいいのー!そうだのー!オススメです。(・∀・)


  


県民性の人間学 (ちくま文庫)