「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「なぜこの店では、テレビが2倍の値段でも売れるのか?」(山口勉)

  


なぜこの店では、テレビが2倍の値段でも売れるのか?


ウワサのお店がココ、東京・町田市の電器店「でんかのヤマグチ」


ヤマダ電機ヨドバシカメラ...業界最大手の家電量販店がひしめく激戦区で一歩も引かずに孤軍奮闘する。安売りはしない。量販店なら15万円のテレビが、ヤマグチなら30万円。それでも売れる。なぜ高くても売れるのか。値引きをしないので粗利益率は量販店平均の25%に対して39%。その秘密は徹底した「顧客密着」。顧客層を高齢者に絞り込み、電球1本の交換でも、呼ばれたらすぐに飛んでいく。この「御用聞き」サービスで固定客をがっちりとつかんでいる。そのヒミツとは?エッセンスを紹介しましょう。


・町田にある「でんかのヤマグチ」では、他の家電量販店よりも高い値段で商品を販売しています。例えば、薄型テレビは約2倍の値段でも売れるといいます。街の小さな電器店で6店もの大型店に囲まれながら、15期連続で黒字を続けているというから不思議です。


・そのヒミツは徹底した顧客サービスにあります。テレビとレコーダーを買ってもらったら、お客さんの自宅まで届けて配線してあげるのは当たり前。機械の扱いが苦手なお年寄りには、担当者が毎週自宅に行き、大好きな韓流ドラマの録画をセットしてあげるほどなのです。「かゆいところに手が届くのは当たり前。かゆくなる前にかいてあげる」と社長の山口勉さんは言います。


ヤマグチでは「値段はとやかく言わないお客様」だけを相手に商売をしているからです。その代わり、お客様には徹底的にサービスします。それこそ、お客様とは一生のお付合いだと思っていますし、高く買ってもらっているのですから、売った商品は最後まで面倒を見るという意気込みを持っています。


・電球一個の交換でも要望が入ればすぐにお客様の自宅へトンデ行くようにしています。社員の名刺には「でんかのヤマグチはトンで行きます」というモットーが書かれています。困りごとがあったら、我々がとことん手助けすればいいじゃないか。その代わりに我々は家電量販店なので、家電を売らせていただく。これが、ヤマグチの売り方です。


・お客様の中には「なにかあったら、ヤマグチに頼みなさい」という遺言を残して旅立った方もいました。


その他、「毎週末には店でイベントを開催」「売上が3割減っても大丈夫」「8年で粗利益率は35%を突破」「接客力を高める「お客様にしたことシート」」「売れないはずの冬に冷蔵庫が売れる」「ヤマグチで売らない商品、売る商品」など。


スゴイねえ。なかなか出来ることじゃないよね。安売りじゃなくて「高売り」!経営のヒントが満載。オススメです。(・∀・)


  


なぜこの店では、テレビが2倍の値段でも売れるのか?