「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ハーバードでいちばん人気の国・日本」(佐藤智恵)

  


ハーバードでいちばん人気の国・日本 (PHP新書)


世界最高峰の学び舎、ハーバード大学。そのハーバードでいちばん人気のある国が日本、といわれて信じられるだろうか?その証拠に、ハーバードの学生が毎年主宰する日本ツアー「ジャパントレック」は、100人の定員が数分で埋まってしまうという!


なぜ、日本にハーバードは学ぶのか?その秘密とは?そのエッセンスを紹介しよう。


日本にいると気づかないが、ハーバードで取材をしていると、日本が世界が大きな影響を与えてきた国であることをあらためて実感する。「ハーバードでいちばん人気のある国は日本なんですよ」現地の日本人留学生は口をそろえていう。


・日本ツアーで訪れる参加者は何もかもが初体験。感激もひとしおだ。「これまで食べた料理の中でいちばん美味しかった」「キモノを着たり、温泉に入ったりしたのが楽しかった」「ウォシュレットには感動した」「日本の政治家が自分の言葉で規制緩和について説明してくれたのが印象的だった」なかでもハーバードの学生がとくに感動するのは「普通の日本人」の思いやりだ。


「小銭がなくて困っていたら、近くにいた人が両替してくれた」「携帯電話をなくしたが、無事戻ってきた」「道に迷ったら、目的地まで案内してくれた」「レストランでは英語で一所懸命、説明してくれようとした」「土産物店では美しい包装紙でテキパキとラッピングしてくれた」こうした親切は日本人にとっては当たり前のことだが、日本人以外の学生にとっては当たり前ではないのである。帰国後、彼らはすっかり「日本ファン」になる。


・(倫理を教えるニエンハ・シェ教授)「世界最古の会社は日本です(金剛組、578年創業)。」日本の企業史は世界で持っとも長いのです。これほどビジネスの歴史を学ぶのに適した国はありません。ビジネスには盛衰があります。歴史から学ばないと、未来に対応できない。そのために日本の歴史が世界に教えられることはたくさんあると思います」


・(金融史を教えるデビット・モス教授)「日本はとてつもない力を秘めた国です。政治システムも安定しています。経済状態が悪くなっても、暴力的な事件や、暴動が起きるわけでもありません。日本がいかに平和で安定しているかというのは、経済問題を抱える他国と比較してみればよくわかります。日本は『平和で安定した国家をつくる』という偉業に成功した国なのです」偉業に成功した国から、明日何が起こるかわからない時代を生き抜く指針を見出そうとしているのである。


「「新幹線お掃除劇場」は日本の誇りだ」「なぜトヨタは圧倒的に強いのか」「アメリカ人を驚愕させた「プロブレム・ファースト」」「アメリカより120年前に先物市場をつくった日本(堂島米市場)」「社会制度は変えられるー明治維新岩崎弥太郎」「日本企業で最も売れた教材はホンダ」「場を提供するビジネスに挑む六本木ヒルズとグリー」「楽天が断行した社内英語公用語化」「福島第二原発を救った「チーム増田」」「参加者に強烈な印象を残す広島での体験」「世界はいま一度、日本から学ぶべき」など。


そおかあ!ポッキーだけじゃなかったんだ。(笑)今こそ、誇りを持たなきゃね。オススメです。(・∀・)


  


ハーバードでいちばん人気の国・日本 (PHP新書)