「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「日本人だけが知らない世界の真実」(池間哲郎)

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日本人だけが知らない世界の真実

日本人だけが知らない世界の真実

  • 作者:池間 哲郎
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2017/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

最近、ネット等でよく名前を聞く池間哲郎氏。「学校・テレビ・新聞が教えない
 感動の日本史」を動画で観て文字通り感動した!

 

さてこの本。 沖縄で生まれ育ち、アジアで30年以上、国際交流を続けてきた著者だから見えた日本と世界の現実とは!?そのエッセンスを紹介しよう。

 

・私たち日本人がチャイナから学ぶべきことも多い。国家的な戦略を長期間にわたり計画し、実行してくる。20年、30年かけても着々と積み上げ、しっかりと実践している。外交に関してもいやらしいほど見事に展開。大国アメリカと交渉するときにはアメリカ国民や政治家たちの思いや考えを熟慮し、相手に合わせる。小さな国には
力任せで押し付ける。良し悪しは別にして「すごいなー」と思ってしまう

 

「日本はアジアの中心」「我が国の技術力は世界一」との勘違いはそろそろ卒業して現実を見つめるべきだと思う。外国を廻っているとよく分かる。チャイナは恐るべき力を持ち、その影響力はどんどん広がっている。チャイナにおいては幼い頃から「孫子の兵法」を学ぶと聞く。私は、世界で最もお人好しの日本人こそ孫子の兵法」を学ぶ必要があると思う。

 

・沖縄でに日本を守る自衛官たちと話すことがある。「ご苦労さまでございます。隣国の領空侵犯の対処は大変ですね」と聞くとこれまでは「大丈夫です。任せて下さい」と笑顔を見せ、誇り高く胸を張っていた。だが、最近は違う。厳しく険しい表情で「深刻です」「踏ん張るしかありません」との答えが返ってくる。予算もなく、自衛官の数も足らず、国民の後押しがなくても踏ん張り続ける自衛官頭が下がる。泣けてくる

 

・異国の神々は美しく清らかで高潔。例えば、死んだ人間を生き返らせ、海を割り、嵐を起こし、奇跡を起こす。罪人には罰を与える絶対的な存在だ。だが、日本の神々は違う。男神の多くは女遊びが激しく、兄弟も仲が悪い。やんちゃ坊主そのものだ、女神は嫉妬心が強く、情念も深い。「血、涙、汗、小便、大便」などの排泄物から大事な食べ物が生まれる。私はココが好きだ。「日本人は汚れや穢れも大事にしていたんだなー」と感動する。最も敬愛するのは、神道には戒律も罰則もないところだ。人間のありのままの姿を大事にしている。汚れ、穢れも愛し、嫉妬、憎しみ、女癖も素直に表す日本の
神々は、心豊かで愛情深い。善も悪もすべてを包む、宗教というよりも、倫理観であり、人の道であるといえよう。

 

・高名なイギリスの歴史学者アーノルド・トインビー「神話を忘れた民族は100年以内に滅びる」と言ったとされているが、まさしくそのお通りであり、これは戦後の日本のことだ。残念ながら、日本においては神話を学校教育で教えることは無きに等しい。実に悲しい。

 

・タイ国元首相ククリット・プラモード氏「日本のおかげでアジアのすべての諸国は独立した。日本というお母さんは難産をして母体を損なったが、生まれた子供はすくすくと育っている。今日、東南アジア諸国民が米・英と対等に話ができるのは、いったい誰のおかげであるか。それは身を殺して仁をなした日本というお母さんがあったためである。12月8日(真珠湾攻撃の日)は我々にこの重大な思想を示してくれたお母さんが身を賭して重大決意をされた日である。我々はこの日を忘れてはならない。

 

その他、「日本の常識は世界の非常識」「今村均陸軍大将」「世界最強の日本軍人・舩坂弘(大盛堂書店創業者)」「那須戦争博物館館長・栗林白岳」「パラオが教えてくれた「日本人の洗脳」」か「共に血を流したインド」「朝子(アシャ)と呼ばれた娘」「自衛隊員を夫に持つ妻の覚悟」「教育勅語のどこが問題なのか」など。

 

池間さんの本、全読破を目指します。オススメです。(・∀・)

 

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日本人だけが知らない世界の真実

日本人だけが知らない世界の真実

  • 作者:池間 哲郎
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 2017/12/02
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)