「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「男子の貞操 僕らの性は、僕らが語る」(坂爪真吾)

  


男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る (ちくま新書)


早いものだねえ。あっという間に3月になっちゃったねー!(・∀・)


さてこの本。タイトルに惹かれて読みました。「「男の性」は、エロやモテるモテないといった言葉で消費され、真剣に語られることはなかった。そのせいか、性欲は尽きない、セックスしたくてたまらないとか思われているが、本当に男は皆そんなにエロいのだろうか。そういった疑問に答えるべく、「射精」「自慰」「童貞」「初体験」「恋愛」「性風俗」「結婚」 といった誰もが気になるテーマを根本的な部分から考えなおす。性問題でこじらせてしまう前に読みたい一冊。女性もこれで男の本音がわかる!」そのエッセンスを紹介しよう。


そもそもなぜ僕たちは女性の裸に惹かれるのでしょうか?それが男の本能だからという答えは、大間違いです。江戸時代の日本人には、そもそも「裸を隠す」という習慣、「裸になるのは恥ずかしい」という意識自体がありませんでした。公衆浴場は男女混浴が当たり前であり、女性が裸になって道端で水浴びをすることも、当たり前の風景でした。また「胸を隠す」という習慣も無かったため、当時の女性は、上半身裸の状態で仕事をしたりしておました。


裸そのものに、本質的な価値や魅力はないのです。そう考えると実は、自然の女性の裸体そのものに興奮しているのではなく、女性の裸体に、様々な記号的・社会的な意味付けが施された、人工的なヌード(nude)を見て興奮しているのです。


・僕たち男子が発症しがちな、生活習慣病ならぬ「性活習慣病」とは、現代社会特有の生活環境の中で、不適切な性生活習慣を積み重ねることで引き起こされる、社会的な病です。


「僕らの射精原論ーまず射精をとらえなおす」など。確かに改めて考えてみると思いもよらぬ考えが出てくるねえ。「性」って不思議だね。(・∀・)♪



  


男子の貞操 ――僕らの性は、僕らが語る (ちくま新書)