街歩きが大好き。私の夢のひとつが、「ぶらり途中下車の旅」のリポーターになること。誰よりもオモシロく、街の良さを伝える自信があるっ!!!(・∀・)
さて、この本はディープだよお!山手線で最も乗降客が少ない鶯谷。上野からひとつめ。駅前のラブホ街と24時間やっている居酒屋。反対側は、文化が生き残る街。この街の歴史となりたちにを語った本。そのエッセンスを紹介しよう。
・鶯谷は幻の街である。少なくとも行政的な地名としての鶯谷は、地上には存在しない。存在するのはJR山手線の駅名としてであり、一部の店名と道路標識にその名を留めるだけだ。山手線の中で乗降客は最も少ない。駅前に乱立するラブホテル街。駅南口ロータリーには、タクシーで吉原ソープに繰り出す男たちが今日も並び、ソープ店から客を迎えに車もやってくる。
・妖しいラブホテル街と併存するように、文化が生き残る。書道博物館、子規と漱石の愛した豆腐懐石の老舗、文人墨客が集った街。藝大、国立博物館と隣接する文化の地。上野寛永寺。その墓地を境にする、生と死の交じり合う街。この地で生涯を閉じた天才落語家、初代林家三平の貴重な資料を展示するねぎし三平堂。俗界と聖界を区分けする日暮里凱旋。混沌の炎を静かにおやす見えない花街、幻の快楽地に潜入し、その歴史と男女の肉声を採録してみた。
鶯谷散策したいなあ…!もちろん文化の地でね。(笑)オススメです。(・∀・)