「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「誰も書かなかった昭和史の謎」(別冊宝島編集部編)

早いものだね〜。昭和が終わってはや35年かあ!平成生まれのビジネスマンがいるってびっくりしたけど、それがもう当り前だもんね。トキが流れるのは早いっ!

さてこの本。オモシロイよ〜!「封印された「昭和」の謎。政治・芸能・社会・スポーツから厳選した主題に取り組んだ本格ノンフィクション」そのエッセンスを紹介しよう。
 
 
球史に残る1時間19分「炎の抗議」 19798年日本シリーズ ヤクルトvs阪急「世紀の大誤審」 左翼手簑田浩二の回想「大杉の打球はファウルだった」
 
 
・「あれは誤診でした。100%ファウルだったと断言できます。もう、レフトの線審の富澤(宏哉)さんが手を回した瞬間、なにーッ!!”と詰め寄りましたよ。完全にファウルでした。大杉さんの打ち方と音、打球のコースで、打った瞬間、ファウルになると思いました。長年、外野手をやっていれば、打球がどこに着地するか、割合正確に分かるものですよ確かに打球はライナー性の当たりで速かった。しかし、あれを誤審するというのはちょっと考えられない富澤線審に食ってかかった。「切れている。完全にファウルだよいまのは!」すると富澤線審は「ポールの上を打球が通過した。打球がポールを巻いて外側に落ちた」蓑田氏が語る。「これで私は頭に血が上ってしまったんです。なぜなら、打球はポールの上ではなく、確実にポールを横切ってしるのを見ていたからです。そもそもあのとき、線審はポールの真下に立っていたので、その位置からして上を見て、打球がポールの上だったかどうか、はっきりわかるはずがなかった。ポールの上を通過したという明らかなウソの説明をしたので、私は線審がきちんと打球を追えてなかったということを確信したです」
 

 
上田監督が飛び出し、レフトのポール際に鬼の形相で駆けつけた。「どこ見てた!ファウルやないか!こんなホームランあるか!見え見えのファウルやないか!正直に言いなさいよ。見失ったんだろう。お客さんもファウルと言うとるやないか!」しかし、誤審の富澤も言い張る。「何を言うんですか。打球は見ていた。ポールの上、内側を通過した。ホームランです」蓑田氏「いまだったら即刻退場になってもおかしくないケースですよ。それでも審判団は毅然とした態度で上田監督を退場させることはできなかったんですね。やはり、心のどこかに“ファウルだったかな”という気持ちがあったのではないかと思いますよ」もし、あの大杉のホームランがもし「ファウル」の判定だったら、その後の球史はどう変わっていたのだろうか
 
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」「戦後史を彩った女たちの事件簿 “昭和芸能界秘録”女たちの「いちばん長い日」
冤罪闘争半世紀―恐ろしき人間の「心の闇」」「狭山事件を生み出した昭和農村社会と「部落差別」その知られざる実態」」「世紀の「ハイジャック事件」半世紀の星霜 「世界革命」を夢見て飛び立ったよど号メンバー9名の数奇な人生」「ハワイ巡業で入手―毎日新聞がスクープ 昭和の大横綱大鵬」の知られざる「拳銃密輸事件」」など。

 

いいねえ。いろいろ思い出すねえ〜!蘇るねえ〜!若い人もぜひ知ってほしいよね。オススメです。(・∀・)