「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「プルーフ・オブ・ヘヴン 脳神経外科医が見た死後の世界」


プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界


この本は、スゴイなあ!今年読んだ本のベスト10に入るだろうなあ!(・o・)!ズバリ!死後の世界のリポートなのだ!


名門ハーバード・メディカル・スクールで長らく脳神経外科医として治療と研究にあたってきたエベン・アレグザンダー医師。ある朝、彼は突然の奇病に襲われ、またたく間に昏睡状態におちいった。脳が病原菌に侵され、意識や感情をつかさどる領域が働かないなかで、医師が見た驚くべき世界とは?死後の世界を否定してきた著者は、昏睡のなかで何に目覚めたのか?そのエッセンスを紹介しよう。


私には身体がなかった。肉体の自覚がないまま、ただ、そこに「いる」だけだった。その場所をその時点で表現するとすれば、「始原的」あるいは「原初的」といった言葉が当てはまっただろう。いや正確に言えば、こちらの世界へ戻ってきてから記憶をたどって書き留めた言葉である。言葉。感情。論理。そこではこれらがすべて消え去っていた。どれほどの時間そこにいたのだろう。見当がつかない。この世界の時間観念がまったくない場所をで感じたことを正確に表現するのは、ほとんど不可能と言える。


汚泥の中からブロテスクな動物たちが顔を突き出し、吠えたり甲高く叫んだりしては、また泥の中に引っ込んだ。ときおり低いうなり声も聞こえてきた。ぞっとする、だが奇妙な親近感を覚える音。聞いたことがあるように感じられたのは、いつかどこかですべて自分が発した音のようにも思われたせいかもしれなかった。


・闇の中から何かの姿が現れた。ゆったりと回転しながら、金色がかった絹糸のような白い光を燦燦と放射している。光に照らし出され、周りの闇が崩壊し始めた。初めて聞く旋律も聞こえてきた。それは「生きた」音色だった。どんな音楽もかなわないほど豊かで美しい、妙なる調べ。光はぐんぐんこちらへ迫ってくる。回転しながら放射されるまぶしい光の筋には、うっすらと金色がさして見えた。私は猛烈なスピードで上昇し始めた。ヒュッと開口部をくぐり抜けると、見たこともない別世界が広がっていた。


私の置かれた状況は、子宮の中の胎児に似ていた。胎児の母親が宇宙とそこにあるもの全体の母体、言い変えれば神や創造主、根源などと呼ばれる存在だった。神の存在はきわめて間近に感じられ、自分との間にまったく距離がないように思えた。しかしそれと同時に神が無限に広大であることがわかり、それに対して自分がいかに比べ物にならないほどちっぽけであるかを思い知らされた。


もうひとつの世界は物理的に遠い場所ではなく、周波数が異なるところに存在しているのだ。いまこの場所にあるにもかかわわらず、その世界が顕現する周波数帯に同期することができないために、われわれはそのことに気づかずにいる。


宇宙には始まりも終わりもなく、神は宇宙のあらゆる粒子に内在している。神や高次の霊的世界について語られてきたほとんどのことがらは、その次元まで認識を引き上げるのではなっく、こちらのレベルに引き下ろすというものだった。そのためわれわれは不十分な説明のせいで、驚嘆に値するその本質を損ねてしまっている。


やっぱり地獄と天国はあるんだろうねえ。医師が書いた本なので説得力がある!超オススメです。(・o・)!



プルーフ・オブ・ヘヴン--脳神経外科医が見た死後の世界