一日一冊一感動!小野塚テルの『感動の仕入れ!』日記

タイトルは、『一日一冊一感動!小野塚テルの感動の仕入れ!』日記。 毎日の読書、映画、グルメ、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。(ときどき「酒場のギター弾き」「B級グルメ」も紹介します)

「懲りない男と反省しない女」(渡辺淳一と女たち)


懲りない男と反省しない女―渡辺淳一と女たち


二年前に亡くなった恋愛文学の巨匠、渡辺淳一氏。数々の名作、話題作を世に生み出したよね。(・∀・)


その渡辺氏が、謎の美女と繰り広げる爆笑恋愛問答「男女の道徳観、結婚観、セックス観の違いからヨン様純愛ブームまで」男女の本音が明快にわかる婦人公論の好評連載の爆笑恋愛問答22本。爆笑、困惑、ときどき絶句!?そのエッセンスを紹介しよう。


・だいたい不倫がいいか、悪いかという議論が成り立つのは日本くらいでしょう。日本では、基本的に、恋愛文化が市民権を得ていない。恋愛を尊重していたのは平安朝の貴族だけ。その後、武家社会になってとくに江戸幕府以来、男女関係へのしめつけが厳しくなった。フランスは、古い世紀から何千年にわたって愛することが市民権をもってきた。むしろ、男と女が愛しあうことを人生の主要目的として、夫婦であってもなくても、男女がペアでいることを素敵だと。当然、それが道に反するなどいう考え方はない


まずアモーレがあって、それから仕事や生活がある。ところが、日本では、愛することは隠すべきこと、エロスは卑猥だといった社会通念がある。愛が市民権を得ている国と、恥ずべきことと思われている国の差は大きい。「不倫はいいのか、悪いのか」という企画は、フランスでは成り立たない。「勝手にしたら」というでしょう。一人の男と女が愛しあうのは当然、という文化だから。日本人は何でも「純粋なことがいい」とか、「清く正しく美しく」というけれど、人間はもっと複雑で混沌としたもの。男も女も、機会があれば恋愛したい。それが不倫という関係であってもいい。


結局、結論は、「男と女は、所詮不可解」ということなんだけど、だから恋ってオモシロイんだよねえ。男と女は惹きつけられるんだよねえ。オススメです。(・∀・)



懲りない男と反省しない女―渡辺淳一と女たち