久しぶりに読んだ雑学の本。いいねえ、やっぱりムダな学問って、大好き。(・∀・)
「いっしょにいて楽しくなる人は、状況にあわせて、相手にあわせて、的確な話題をさりげなく“振って”いる。本書では、そんな周囲の人々を引きつけて離さない人に完全密着。ここ一番で使える秘密の持ちネタを大公開する。グルメ、トラベル、雑学、スポーツから、歴史、地理、科学まで、あらゆるテーマに対応したできる大人の「会話」の教科書」そのエッセンスを紹介しよう。
【なぜエレベーターの階数ボタンはキャンセルできない?】
技術的には可能であるが、そうすると価格が割高になるため、高級マンションや役員専用エレベーターぐらいににしか備えられていない。また多くの人が利用するので人の腕がちょっとぶつかったりしてキャンセルになり、かえって利用者同士のトラブルを招きかねない、そういう事情もあって、多くのエレベーターにはキャンセル機能がついていない。
【銭湯の建物はなぜお寺のような形をしているのか?】
東京周辺に多いのは関東大震災が関係している。大正12年崩壊した銭湯の多くはその後再建されたが、当時大活躍したのが津村亨吉という大工さん。宮大工の技術を持つ彼が地震でも壊れない立派な建物をと考えて、お寺のような銭湯を次々と建てたのである。
【こたつの電気コードはなぜシマ模様の布張り7日?】
電気用品関係の基準で「温度が100度を超える部分に触れる恐れのある電線等は、ビニールコード以外のものであること」と決められてきた。この規定があるため、メーカーでは、ホームごたつやアイロンのコードの表面を、まずゴムで覆っている。ところがゴムがむき出しのままでは、肌に触れると冷たいし、見た目にも感じがよくない。そこで、ゴムの上にさらに布を張っているのである。見た目にソフトになり、暖かくも感じられる。
【ホテルのベッドは客はなくてもベッドメーキングする?】
ほとんどのホテルでは、使っていないベッドも、一からベッドメーキングする。実は使っていないように見えるベッドにも、髪の毛が落ちていたりする。それ以外にも何が落ちているかわからない。もう一度、ベッドメーキングをやり直したほうが無難というのが、ホントのところである。
【豚乳、羊乳、犬乳が商品化されないのはナゼ?】
きわめて単純で、牛乳は、他の動物の乳と比べ、搾乳できる量が圧倒的に多い。また牛以外の動物の場合、乳が出るのは授乳期だけで、毎日搾乳できるものではない。品種改良を重ねた乳牛は授乳期とは関係なく乳が出るので、非常に効率がいいのだ。また草食でおとなしい牛は、飼うのに手間がかからず、育てるコストを低く抑えられるのも大きい理由だ。
【紙コップ式の自販機はいろんな味が混じらないのか?】
心配は無用。紙コップに直接、コーヒーやジュースを注ぐのではなく、何段階かに分けて注ぎ、そして最後に注ぐお湯や水でパイプを洗うようになっているのだ。
【細長くても三角形でもショートケーキなのはなぜ?】
ショートには「短い」という意味のほかに「サクサクした」「ポロポロした」という意がある。バターやラードなどをショートニングと呼ぶのもここから。しかし昭和初期には「日本人はもう少しシットリした食感を好む」と材料の配分を変え、やわらかいスポンジ土台のケーキに変身させたが、名前は発音しやすいし覚えやすいということでそのまま「ショートケーキ」で売りだされたのだ。
【パトカーのことを警察でもパトカーと呼んでいるか?】
正式には「警邏(けいら)用緊急自動車」。白バイはの正式名称は「交通取締用自動二輪車」だ。
【本にはさむ目印をなぜ「しおり」という?】
もともとは山道を歩くときの目印のこと。道すがら木の枝を追って、帰りの道しるべとした。木の枝を折ることは「枝折り」。ここまでたどり着いたという到達ポイントを意味するコトバとなったのだ。
【新聞は読むものなのに、なぜ「聞」という字を使う?】
そもそも「新聞」という言葉は、中国語では「ニュース」という意味だった。ニュースとは「新しく聞くこと」だからそう書くようになった。
【オートバイには車輪が2つあるのになぜ「単車」?】
オートバイが発明された当時は、サイドカーをつけて走るものだった。ふたつがワンセットで、一台の乗り物のカウントされていた。その後、サイドカーをはずして走るようになったときに、人々はサイドカーなしを強調するために、わざわざ「単独の車」略して「単車」と呼んだのである。
【草履のない国では、ゾウリムシをどう呼んでいる?】
英語では、Slippers animalclue。直訳すれば「スリッパ小動物」、ドイツ語でもフランス語でも、スリッパという意味の単語で呼ぶ。どうやら、ゾウリムシの形から履物っぽい形を想像するのは、万国共通のようである。
【おいしい新米が、悪い意味で使われるのはナゼ?】
人間のシンマイは江戸時代に使われていた「シンマエ」という言葉が語源。当時、商人の世界では、店に新しく丁稚に入った小僧に、主人が新しい前かけ=新前かけを支給する習慣があった。その後シンマエカケ→シンマエ→シンマイ→新米になったのだ。
「いっしょにいて楽しい人」って呼ばれたいよね。さあ、φ(..)メモメモ。オススメです。(・∀・)