「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「快速」と「準急」はどっちが速い?鉄道のオキテはややこしい

特に、鉄道ファンというわけではないのだけれど、鉄道関連の本を読むのが好き。(・∀・) この本、オモシロイよー!著者の所澤秀樹さんのネタがオモシロイんだよねー。(・∀・)

「本書は、5つのテーマを何の策略もなく適当に選び出したあげくに、各々にまつわるややこしいネタを掘り起こし、それをじっくり眺め味わい、その“ややこしさ”を愉しんでいこうとする、妙な企画なのである。酔狂というか、奇想天外というか、わけがわからないというべきなのか、とにかく、ある意味、変な実験といえよう」そのエッセンスを紹介しよう。


『消えた新幹線の列車名』

藩政期にも及ぶ我が国の新幹線の歴史において、消えていった列車名というのも、いくつか存在することをご存知だろうか。東北新幹線Maxやまびこ」「あおば」「Maxなすの」「スーパーこまち上越新幹線「あさひ」「Maxあさひ」といった面々である。東海道・山陽筋でいえば「ひかり」「こだま」がお役御免となったようなものではないか。その理由は、JR東日本発足後しばらくして方針が変わり、行き先別に列車名を与えることとなったのである。



西武鉄道池袋線では8種もの列車種別がある。「ちちぶ」「むさし」など有料の「特急」(乗車には特急券が必要な列車)を筆頭に、快速急行」「急行」「通勤急行」「快速」「通勤準急」「準急」「各駅停車」である。他の私鉄にもいえることなのだが、複合種別の多様には、上位列車、下位列車の序列をわかりづらくするという欠点がある。「通勤急行」となると、はて「急行」より速いのか遅いのか、その点が文字からは読み取れない。東武伊勢崎線では、一時期「快速急行」が「急行」よりも下位となっていたのだから。関西では「特快速」「新快速」がある。


その他、「列車名はややこしい」「列車種別はややこしい」「直通運転はややこしい」「直通列車の特急券はややこしい」「新幹線が絡めばややこしい旅客営業制度」など。


中でも、「ホッチキス止めされる“指ノミ券”」はぜひ手にとってみたい。オススメです。(・∀・)!