「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ライフトラベラー 人生の旅人」(喜多川泰)

今、静岡の磐田→掛川からの新幹線でこのブログを書いてます。この10数年くらい、日本全国に出張している。これを旅といえば旅なんだろうけど。(・o・)

47都道府県で訪れたことがないのは、和歌山県高知県徳島県のみ。だから街歩きが大好き。一人でブラブラするのが大好き。…もちろん二人で行ったらもっと楽しいのだろうけどね。(・∀・)

さて、この本。「人生を変える旅をしたい」と言う、大学生の知哉に、親友の夏樹が提案したのは、「ほとんどすべてが〈自由〉な〈不自由な旅〉だった」。そして感動のラストシーンとは!?そのエッセンスを紹介しよう。


旅先には「0」があふれているんだよ。そう、やったことがないこと。たとえばここで生活をしていてあたりまえのようにしているすべてのことが、旅先ではどうやっていいかわからないことに変わるんだ。バスに乗るのも、電車に乗るのも、コンビニみたいなところで買いものをするのも、レストランに入るのも、とにかくいま、友哉があたりまえにやっているすべてのことが、どうしていいかわからない緊張の対象になる。

ところが、短い滞在期間でこの「0」をできるだけたくさん「1」にしてみなよ。はじめは時間がかかるし、失敗や恥ずかしい思いをするかもしれない。でもそこは開き直って『初めてだから教えて』って言えば、たいていのことは、みんな助けてくれる。そこで「1」になれば、「1」を「2」にするのは難しいことじゃない。「2」を「3」にするのはもっと簡単だし、「3」を「4」とやっていくうちに、なんの緊張もしないあたりまえのことになっていく。ぼくがきみに経験してほしいのは、ほとんどすべてが「自由」な「不自由な旅」だ。そんな旅こと、きみの人生を変えてくれる旅になる。


・ほんとうは「経験」だけが「真の財産」だって知ってるからね。


ぼくたちは自分と会話しながら生きているんだ。誰かと会話していないときは常に自分と話してる。どこへ行こうとも、いちばんの話し相手である自分はいつもいっしょにいる。だから、こんな人といっしょだったら、旅は楽しくなるのになぁと思える人に自分がなるしかないんだ。


アトラクションのひとつだと思えばいい。旅先におけるハプニングは、ふつうなら絶対に経験することができない「0」を「1」にするチャンスなんだ。だから、予想外の出来事が起こるたびに、何が起こっても、それを楽しむと決めてから旅に出るんだ。旅には決して楽しいことが待っているわけではない。待っていることを楽しんでくるからいい旅になる。


もらえるものばかりを考えずに、自分があげられるものをまず用意する。


人生は旅だね。いろんな経験をしたいね。だって「経験こそが真の財産」だから。オススメです。(・∀・)