「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「水族館の歴史 海が室内にやってきた」(ベアント・ブルンナー)


ウチの近くに八景島シーパラダイスがある。ご存知のように遊園地と水族館が併設されている一大レジャーランドだ。(・∀・) イルカや魚ちゃんを見ているとホッとするよね〜!


さてこの本。「今でこそ水族館の存在はあたりまえになっているが、百五十年前、まったく異質な世界を窓からのぞく経験がどんなに驚異的だったことかを忘れてはならない水族館の歴史とは?そのエッセンスを紹介しよう。


1850年当時、海に関する知識は人づてに知ったものばかりで、自分自身の経験であることはめったになかった。人々が思い浮かべる動物界がほとんど陸上の動物だけで構成されていた時代に、水族館として知られるようになったこの斬新な発明は、海を屋内にもちこんだのだ。人々は、不思議な生きものやわくわくするような未知の生命体に満ちた奇妙で新しい世界と対面し、目をまるくした。


今でこそ水族館の存在はあたりまえになっているが、150年前、まったく異質な世界を窓からのぞく経験がどんなに驚異的だったことかを忘れてはならない。こうした発明は、いかにして実現したのだろうか?人工的な環境に海中の異世界を再現し、眺め、観察するというこの夢のような発明は、一朝一夕に生まれたものではない。


・水族館と海の神秘を探求したいという関心は、18世紀になるまで生まれることはなかった。それ以前、海はタブーであり、恐怖に満ちた場所だったのだ。19世紀なかばまで、海洋生物の多くは体格も形状も外見も謎のままだった。冷たく真っ暗な深海の奈落には何も生息できないだろうというのが一般の見かただった。


結論から言うと、水族館は、海の生き物の生態を知りたいという人々の願望が、水族館の創設につながったんだよね。日本は、人口あたりの水族館の数が世界一とされる「水族館大国」なんだってさ。ありがたいよねえ。水族館好きの方にぜひオススメです。(・∀・)