「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「巨人V9とその時代」(山室寛之)

今年のプロ野球ソフトバンクホークスの2年連続日本一で幕を閉じたね。あとは「世界野球プレミア12」だね。中田翔のサヨナラで、メキシコ撃破!!!やったー!!!!野球が大好き!三度の飯より野球が大好き!


さて、この本は、「日本のプロ野球が最もまばゆく輝いた16年。それは長嶋の天覧試合サヨナラホームランによって幕を開けた。昭和34年(1959)から、ジャイアンツの不滅のV9をはさんで、長嶋が引退する昭和49年(1974)までの、その黄金期を当時の資料や証言にもとづき、読売巨人軍元代表が鮮やかに活写したドキュメンタリーの力作!」そのエッセンスを紹介しよう。


巨人創立80周年と節目を迎えた日本のプロ野球は、大リーグへ挑戦する新しい選手が毎年のように一流の成績を残し、世界の野球への影響力を年ごとに増している。この先の新しい野球黄金期時代への夢も膨らむが、振り返れば長い日本プロ野球の歴史の中には。現在の隆盛をもたらせた「昭和のプロ野球黄金期」というべき輝く時代がある。黄金期は昭和34年から16年間続いて終焉を迎えた。


天覧試合での長嶋のサヨナラホームラン、巨人軍は16年間で日本一を11回、昭和40年からの9年連続日本一。不世出のONは互いに技を磨き、猛打を競った。村山実のほか、江夏豊平松政次ら一流選手が全存在をかけてONに挑んだ真剣勝負は時に戦国武将の一騎打ちを想起させた。無限に続くかと思われた巨人の日本一、そして「昭和のプロ野球黄金期」は49年、長嶋引退によって幕が降りた。


・その後、プロ野球の経営は迷走を繰り返した。新人選手の扱いや契約金額が毎年のようにご都合主義で改変。パ・リーグの観客減、大映、大毎、ロッテなどのオーナーとしてリーグを牽引した永田雅一の球界撤退、プロアマ対立の激化…。プロアマの相互理解が進むいま、関係者がプロ野球黄金時代の熱気と、裏面に沈潜した不毛の対立や球団経営の迷走など「その時代」の苦い教訓を糧とすることで不朽の国技、野球をさらに発展させて欲しいーそんな願いを小著に込めた。


その他、「天覧試合ついに実現」「400投球回超えた稲尾と権藤」「世界の王・一本足打法誕生」「中西と稲尾に熱狂の平和台」「青年監督生まれ、金田と吉田が引退」「王が涙した唯一のホームラン」「パ・リーグ激動の時代へ」など。


世界の王(貞治)さんが、「80年の歴史のなか、プロ野球が国民的スポーツになった時代を、これほど忠実に語った本はない。プロアマ問わず、多くの野球を愛する人に読ませたい」と推薦してます。すべてのプロ野球ファン、必読!超オススメです。(・∀・)!