実に衝撃的なタイトル!そうだよ!そうだよ!女性も、男性も、こんな風に考えたら、性差の違いがよく分かるんじゃないないかな?そのエッセンスを紹介しよう。
・ここに悩んでいるひとりのお母さんがいます。「こんなに私が一生懸命話しているのに、なぜ夫は聞いてくれないのか?」そもそもの落とし穴の第一歩は、彼女の期待のしすぎにありました。お母さんが「話を聞いてくれない」と悩むのは、「聞いてくれるはずだ」と思っているからです。「同じ人間」だと思うからいけないのです。「犬」だと思えばいいのです。
犬が散歩したいということに対して、「私は今日、散歩はしたくないんだよね」「明日は行くから今日はやめようよ」と交渉を持ちかける飼い主は、ひとりもいません。犬というのは散歩がしたいものだ。私たちは何の疑問も持たずにそう思っています。犬が尻尾を振っていれば、「喜んでいるのだな」と理解します。犬なのだからしかたがないですね。
ためしに「夫を犬だ」と思って見てください。真っ先においしいものを出してあげる。ほとんどそれだけで忠誠を誓うのですから、ラクなものでしょう。家族でレストランへ行ったら、「まずお父さんからね!」これだけでいいんです。日曜日に家でゴロゴロしているのだって、同じです。犬はゴロゴロするものです。褒めるのも効果的です。「お手」ができたら、撫でてあげる。ここいちばんのときに、「あなたのおかげですよ」「尊重していますよ」と、ひとこと付け加えればいいのです。だって、男だもん。
・お父さんたちに「お母さんから言われて、イヤだったひとこと」
「あなたは何も分かってない」
「はぁ?」(思い切りイヤミっぽく、蔑んだ感じで)
「あなたは息抜きできていいね!」
「私の話を聞いていない」
「私だけががんばっているみたい」
「大事なことをいつも言ってくれない」
「だらしない」
「子どもがマネをするでしょ」
「生ゴミをまとめて!」
「いつも何も聞いてない」
「家事をしない」
「なんで洗濯物、たたんでないの?」
「子どもがいなかったら離婚する」
「お金が足りない」
「いつも働いていて家にいない」
「仕事だけしれてばいいと思ってる」
「汚い」
「臭い」
「お父さんは何もやっていない。私が全部やっている」
「ちょっと、聞いてるの!?」
「太った」
「話を聞いている?聞いてないでしょう!」
「いつも物を出しっぱなしにしてる」
「バカじゃない?」
「なんで◯◯なの?」
「疲れてるの?」
「それじゃ息子といっしょじゃない!」
「……」(無言)
この他に、「つらくて、思い出したくない」という答えも。
お母さんたちは、お父さんの次のようなひとことにイライラを募らせています。
「で、何が言いたいんだ?」
「この前言ってたことと、話が違うじゃないか」
「だから前にも言ったじゃないか」
「言ってることが矛盾している」
「要するに、どういうことだ?」
「結論を言ってくれ」
「それは(子どもより)お母さんのほうが間違っている」
「どうしてほしいわけ?」
「冷静になろう」
「そう思い込んでるだけじゃない?」
「感情的になってるんじゃない?」
「そんな大げさな」
「そんなことも分からないのか?」
「何をイライラしているんだ!」
「よく、そんなに怒れるね」
「今、話さないといけないことか?」
「今すぐにやらないといけないのか?」
「我慢すればいいじゃない」
「大したことじゃない」
「しょうがない」
「これだから女は……」
「あ、忘れてた」
「別に」
「忙しい」
「面倒くさい」
「任せるよ」
「うん」「ああ」(上の空でやる気のない返事)
「……」(無言)
この本で、男性は女性を、女性を男性をより理解できるためのヒントが得られるよ。オススメです。(・∀・)