昨日に続いて、「聞く力」シリーズ。「話し上手よりも聞き上手」だよね。そのエッセンスを紹介しよう。
・「話すのは難しい、聞くのは簡単」という図式が、多くの日本人の意識を支配しているのである。実は、話し手がいて、聞き手がいるのではない。聞き手がいて、話し手が活かされるのだ。日本人にはお馴染みの、ピーター・ドラッカーは、「コミュニケーションを成立させるのは話し手ではない。聞き手である」と、言明している。
・話すときには、明るい、生き生きとした表情を心がけようと、しきりに言われるが、これは聞くときも、まったく同じである。というより、聞くときには、話すとき以上に表情が大事になる。無表情で聞くのと、表情豊かに聞くのとでは、相手に与える印象は180度違っていることを知るべきである。「豊かな表情で、相手の話を聞く」これを実行すれば十分なのである。
・なぜ人が喋りたくなるのだろうか。人が喋りたくなるのは、自分をわかってほしいからである。だから、自分の話を聞いてもらえるというのは、なによりの満足なのである。人間は、自分の話を聞いてくれ、自分を理解してくれた相手でなければ、心から協力しようとは思わないものである。「聞くのが先、話すのはあと」なのである。
・話の聞き方は3つ実行すればいい。明るい表情をつくること、要所要所で頷くこと、大切だと思った箇所はメモをとること。
・話を聞くときの表情は、明るい、生き生きとしているのが良い。ときに「驚き」「悲しみ」「喜び」などを交え、変化に富んでいるのが良い。
・原則として「話は目で聞く」こと。そして声に出して相槌を打つ、こと。「あなたの話を聞いていますよ」という合図を、言葉によって示し、「ほら、このとおり」と、伝えるのが相槌である。
・相槌の代表的なセリフ
同意 「はい」「ええ」「そうですね」「確かにね」「なるほどね」「もっともですね」など。
共感 「面白い」「私も行ってみたい」「大変でしたね」「よかったね」「それは困るでしょうね」など
驚き 「へえ」「驚きですね」「ビックリですね」「ショックです」「すごいじゃない」など。
人に会うのは風呂に入るのに似ています。風呂も、入るまでは億劫がってぐずぐずしていても、湯上がりに後悔したことはない。
人見知りだってなんだって、会うことですよね。
・人間というものは、
他人から耳の痛いことを言われる、それに気づいて、話を聞く耳を持つ といいように、他人の力と、その力を受け入れる自分の2つがかみ合って、自分を知り、自分に気づくのである。
そうだよね。さっそく実践しようね。φ(..)メモメモ!