「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「叱られる力 聞く力2」(阿川佐和子)

以前紹介したベストセラー、阿川佐和子さんの『聞く力』の第2弾。「二匹目のドジョウ」と思いきや、今回のテーマは、「叱る」
実は、「叱る」「叱られる」も結局は「聞く」ことにつながる大事なコミュニケーションだったのだ!アガワ流の「叱る覚悟」「叱られる勇気」「叱り方」「叱られ方」とは?そのエッセンスを紹介しよう。


どうもみんな恐れている。見知らぬ人を。友達を。上司を。部下を。家族を。面と向かうことを避け、話をすることに戸惑い、話を聞くことにも逡巡し、仲良くなりすぎることに警戒し、傷つきたくないと身を固め、でも一人になることには心底、恐怖を抱いている。まるで殻に閉じこもった小動物が小さな穴から遠慮がちに外を覗いて、恐る恐る外界と接しているかのようです。どうしてこういう事態になったのか。本当にこういうことになっているのか。私はどうなのか。かつての自分はどうだったのか。


・友達の女性編集者が「叱り方の極意」を教えてくれました。すなわち、「借りてきた猫」


か…感情的にならない
り…理由を話す
て…手短に
き…キャラクター(人格や性格)に触れない
た…他人と比べない
ね…根に持たない
こ…個別に叱る


ビートたけしさんがときどきおっしゃいます。

「俺はね、学校の規則ってのは、あったほうがいいと思ってんの。校則があると生徒はいかにその校則をすり抜けてワルができるかって知恵を働かせるじゃない。ナイフを校内に持ち込んではいけないって言われているのに、『ほら、俺、持ってるぜ。先生には見つからないように持ってきた』ってヤツがいたら、みんな、尊敬するんだよ。へえ。どうやって持ち込んだんだって。でも最初から校則がなかったら、禁止もされていないナイフを出しても誰も驚きゃしないでしょ。そうなったら。誰かを刺すぐらいしなきゃ、英雄になれなくなっちゃうだろ?だから、厳しい校則があったほがうが。結局、生きる知恵を働かせるようになるんだよ


なるほど!「借りてきた猫」ね!使えるなあ!オススメです。(・o・)!