頭のいい説明「すぐできる」コツ―今日、結果が出る! (知的生きかた文庫)
- 作者: 鶴野充茂
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2008/11/20
- メディア: 文庫
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さて、この本の著者は、鶴野充茂氏。ウチと同じようなことをいってるよね。人は「正論」で動かない。「話し方」で動く。「1分間で信頼される人」の話し方。そのツボとコツを紹介しよう。
・頭のいい説明とは、「相手が行動する説明」だ!
〜1 伝える 2 伝わる 3 結果が出る <説明の効果の三段階>
・「大きな情報 → 小さな情報」の題で説明する
・「ここまでよろしいですか?」呼吸を合わせるコツ
〜この一言が、まさに「聞き手と歩調を合わす」方法。
・「部下の意見」は聞くな。「部下が見た事実」を聞け。
・「事実+意見」が説得力の基本だ!
〜つまり「出来事の説明 + 解釈の説明」で、あなたの説明に対する相手の反応は飛躍的に良くなる。
・人は、「正論」では動かない。「お願い」で動く。
〜「で、話を聞いた自分は、この後、何をすればいいの?」つまり、聞き手は、話の内容が理解できたらその結果、「自分はどうしたらいいのか」 「相手が何を求めているのか」を確認したいのです。
「○○をお願いします」という言葉をつけて、話を終わるようにしてください。
・「短い文章 + 短い文章」が一番聞きやすい!
テレビの「プロジェクトX」のナレーションは、見事なまでに「短文の連続で構成されていた」のです。短い言葉でありながらも、その人のメッセージや雰囲気、イメージなどを端的に伝えることができる表現方法、これを「サウンド・バイト」と言います。文章を短くしようとすればするほど、話し手は厳密に言葉を選ぶようになります。
そして、「記憶に残る」「わかりやすい」「よく伝わる」のです。「もっと短い文で、簡潔に表現できないか」という視点をもつことです。
・「エレベーター・ピッチ」=一分間で上手に説明する法
〜忙しいキーパーソンを相手にする場合、エレベーターに乗ってる数十秒で自分の提案を伝えるもの。その場で話をまとめなくていいのです。
・「数字」「固有名詞」といった重要キーワードは、視覚的にポイントを見せた方がいい。視覚的に訴えるのは、たいへん効果的なのだが、文字にするのは最低限の単語に限る。
・説明の中で「一言だけ覚えてもらう」とすればどんなキーワードか?説明に「一言でタイトルをつける」とすれば、どんなキーワードか?この二つを考えるだけで、あなたの説明はたちどころのわかりやすくなるはずです。
私も、まさか人前で話す仕事に就くとは思わなかったからね〜。(・。・)センス、才能、向き不向きは関係ないね。誰でもが教われば、練習すれば身につけられるもんね。おススメよ。(^−^)