「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

BOOK〜話がうまい人はやっている…『聞き管理』(梶原しげる)

ここでも何度か紹介したアナウンサーの梶原しげる氏。昔、文化放送梶原しげるの本気でDONDON」は、車で営業をしているときに毎日楽しみにしていたっけなあ!(^^♪


BOOK〜『最初の30秒で相手の心をつかむ雑談術』(梶原しげる
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20091013 


アナウンサーといえば、インタビューや聞き方の達人だよね。相手の話術がどうであれ、話し手の話を整理し、意図を汲み取み、自分と相手のとのモチベーションを高めつつ、さらに話の内容を深めて本音を引き出すプロのテクニック=「聞き管理」を集めたのがこの本。そのツボとコツを紹介しよう。


三菱総合研究所とNTTレゾナントの2006年企業のビジネスパーソン対象に行った調査によれば、約64%が「経営層と一般社員との間のコミュニケーション」に不足を感じています


・リスニングの父と呼ばれるラルフ・Gニコルズとレオナルド・A・スティーブンス博士の調査によると、「サラリーマンの給料の四割は聞くことで得ている」そうです。


・「自分の話を聞いてもらえた」と実感したとき、人は大きな喜びを感じます。心理学ではこれを「報酬を得た」と表現します。聞いてもらえたことは、人間にとって何よりのご褒美をもらったことに等しいのです。


・会話の合間に「はい」「そうですか」「なるほど」といった適度な相づちを入れて「聞いている」という態度を示すことは、非常に重要なのです。旧国立国語研究所の調査によると、良好な会話では一分間15回から20回の相づちが打たれています


デール・カーネギー 「あなたが明日会う人の4分の3は、『自分と同じ意見の者はいないか』と必死になって探している。この望みを適えてやるのが、人に好かれる秘訣である」


・人にインタビューする際の準備について、スポーツライター小松成美さんは、直接話を聞く前の数ヶ月は、過去のあらゆる資料に当たり、「自分はこの人に関して、世界一よく知っている人間だ」というレベルに持っていく。しかし、いよいよ対面するときは気持ちを切り替え、「目の前にいる私は、いま世界でいちばんあなたのことを知りたがっている人間です」という思いで望むのだといっています。


・相手が口を開いて話し出したら「はい」「そうですか」「なるほど」といった適度な相づちを入れて「聞いている」という態度を示します。さらにそれを強調するために、相手の話から大事なキーワード拾い、ときおり「オウム返し」をします。そして相手の話をときお要約したり、確認を入れます。


・かの文豪、マーク・トウェインは、「相手に気に入られる最上の方法は、あなたが聞いたとおりに、相手が語ったことを再び語ることだ」と述べています。そしてときどき「面白そうですね」「それから?」「ひょっとして?」「まさか?」という言葉を差し込んでいきます、これが梶原流です。会話促進のための「着火剤」となる言葉のバリエーションを増やすほか、会話のトーンや口調、間の取り方で相手の話す意欲を増進させ、集中力を高めることが。優れた聞き手となる秘訣です。


松下幸之助さんは、人の話を聞くことにおいてまことに真摯であった。どんな若い人の話でも姿勢を正して何時間でも、みじろぎもしないで聞いた。全身全霊で聞いた。腕を組んだり、頬杖をつく姿をみたことがないし、想像することもできなかったそうです。やはり、一流の経営者は「聞き方」も一流です。


・電話というのは、相手が見えないメディアですから、いろいろと疑心暗鬼にさせられるところがあります。そんな中で、最初に発せられる言葉は、その後の会話の印象支配してしまうのです。これを「初語効果」と呼びます。電話は最初ですべてが決まります。受けた相手が、電話をもらうこと、それ自体あたかもうれしいことでもあるかのように感じる。そういう話し方を心がけることです。明るく、穏やかに、優しく。そして会話に移ったら、相手が何を意図して発言しているのか、相手の話す内容を頭の中で映像化するように、ありありと聞きます


ふむむむ!小松成美さんと松下幸之助さんのエピソードは使えるね!( ..)φメモメモ