「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「アガワ対談傑作選 「聞く力」文庫1」(阿川佐和子)

対談集って好きなんだよね。対談番組が活字になっていると自分のペースで読めるから、動画を見るより好きかも。(・∀・)
 
さて、この本、週刊誌の連載対談集をまとめたもの。
 
「アガワの文庫新シリーズ創刊!コワイ人、エライ人、黙る人の懐に飛び込む阿川佐和子のインタビュー術が縦横に駆使された、落語家、教育者、俳優、スポーツ選手、映画監督、音楽家らとの新旧対談傑作選。各対談にまつわるエピソードもお楽しみください。大ベストセラー『聞く力』の副読本としても最適な、「聞く力」の実践編」そのエッセンスを紹介しよう。


壇蜜(1980年 秋田生まれ)
 
壇蜜『甘い蜜』のSMシーンで、鞭で叩かれるシーンで)「スタントは全くナシだったので、(ミミズ腫れが)身体じゅう隙間なくできました。はんと自分がやったっていうを見てもらおうと、撮影の次の次の日ぐらいのイベントで、うちの子たちに見せました(笑)。」
 
阿川「「ウチの子」って?」
壇 「あ、俗に言うファンの方たちのことです。身内みたいにして下さるし、あの方々がいて下さらないと、私のいる意味がないんですよね」
阿川「意味……」
壇 「はい。そういう方々が支えてくれなければ、壇蜜は死んだも同然です。だから、せっかくなので全部見てもらいました」
 
阿川「29歳から始めるというのは、決して早くはないですよね」
壇 「ほぼ手遅れですよね(笑)。日本のグラビア文化は、若ければいいみたいな風潮がありますので、場違いなことはわかっていました。けれどもマザコン的な、年上に対する憧れ、包容力だったり、癒されたい、許されたいと思ってる男性はいるだろうなと。そういう人に向けて、リミッターを超えた露出をお届けしたい気持ちはありました。Tバック、NGです」なんて言ってられないですから」


 
阿川「『いいとも』に出る前のタモリさんの評判はどうだったんですか。」
タモリ「いまで言うと江頭2:50と同じ印象の危ないタレント。白のブリーフ一枚でスタジオを這いずり回ってイグアナの真似してましたから無理もないけど。それでショックを受けて」(山口)百恵ちゃんは引退したんですよ(笑)。
阿川山口百恵を引退させた男(笑)」
タモリ「後日、謝りましたけれど(笑)」。
 
阿川「福岡時代から、周りの人に「面白い」と言われていたんですよね」
タモリ「学生時代からそう言われてました。渡辺貞夫さんは学生時代の俺をよく知っていて、三十のときこの世界に入って挨拶したら、一言、「遅いよ、お前は」って」(笑)
阿川「出てくるのが遅いって?」
タモリ「そう。それで「食えるのか?」」と訊かれたから「いや、仕事は何もありません」と答えたら、司会の仕事くれたんですよ。あの人は、自分のコンサートで絶対、司会は置かないんです。それが「東京の分だけ、お前、適当に司会やれ」って。
阿川「赤塚不二夫さんとか山下洋輔さんとかにも可愛がられて……
タモリ「可愛がられましたね。幸運なことにね。イグアナやってただけなんだけどね(笑)」
 

タモリがインタビューされるって珍しいよね。(笑)貴重なトークだなあ。オススメです。(・∀・)