「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ホウレンソウ禁止で1日7時間15分しか働かないから仕事が面白くなる


以前から巷でウワサだったこの経営者。そしてカンブリア宮殿にも登場した名物経営者、山田昭男氏。残念ながら、昨年お亡くなりになったが、この本を残していただいた。

「年間休暇140日+有給40日で残業禁止!定年70歳、育児休職3年、社員800人全員が正社員!それで、なぜ会社は儲かり続けるのか?
日本一“社員"が幸せな会社の「常に考える」仕事術を初公開!」
そのエッセンスを紹介しよう。


未来工業は午前8時半始業で、午後4時45分退社。1時間の昼休みを除けば、就業時間は毎日きっかり7時間15分だ。全行は原則禁止。ドケチとして有名な私は、残業手当は基本給の25%割増にもなるから、できるかぎり払いたくない。また、ほかの会社みたいに仕事に始終追われ、一度きりの人生に棒に振るような人間になってほしくないからだ。家族そろって夕食をとれたり、平日の夕方から彼女とデートもできたりする。そんな日々への感動が、いつか必ず仕事のやる気に結びつく。何かの間違いで、ウチの社員たちだってものすごくがんばって働きはじめるかもしれない。


・しかし7時間15分しかないのだから毎日かなり効率的に働く必要がある。でないと、通常のしごとを到底こなし切れない。日々のスケジュールを綿密に組み、それ以外でもあれこれと創意工夫しないと、やり残した仕事ばかりがどんどん積み上がってしまう。創業者の私から見れば、1日の勤務時間が7時間15分しかないということは、社員たちの残業代をケチりながら、仕事の効率も同時にグーンと高められるというわけだ。


・蛍光灯の引きひもはすべての社員がコスト意識を身につけるための目に見える仕掛けのひとつに過ぎない。「常に考える」習慣がいい仕事に結びつく。


「お客さんを感動させるためには、まず社員から」どうしてって?仕事を通じて感動したことがない社員に、お客さんを感動させることなんて、できっこないからだ。例えば、未来工業では出張時の宿泊費は、事前に渡し切り方式にしている。宿泊費は一人一泊一万円だから、それより安いビジネスホテルに泊まって差額を浮かせても、逆に自腹で5000円出して1.5倍のワンランク上のホテルに泊まっても構わない。5000円分のサービスや設備の違いを体感することは、営業マンには新たな知識と想像力をもたらしてくれるかもしれない。頭を使えば、自分の得になる。そこに喜びや感動が生まれる。だからこそ人は一生懸命に考えるのだ。


日本人気質を考えれば「アメとムチ」ではなく「アメ・アメ・アメ」作戦こどが、生来の生真面目さを発揮させる最善の労務管理だ。社員をあれこれと管理するのが三度の飯よりも大好きな上司や企業は、日本人の本質を完全に見限っている。


「不渡りなんか恐れることなく、どんどん売ってこい。オレは責任の「せ」の字もいわんぞ」不渡りリスクを管理するコストの方が、バカにならない。


いいなあ。こんな会社ばかりだったら、幸せになれるよね。おススメです。(⌒▽⌒)