「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「日本の戦時下ジョーク集 満州事変・日中戦争篇」(早坂隆)

昔からお笑いやジョークが大好き「ギャグリスト」というものを作って、万が一のときのため(?)に収集しているのだ。

さて、この本。実は、昭和初期の日本では空前のお笑いブームが起こっていた!そして戦争中でもお笑いが存在していた!
当時の歴史的な傑作ジョークの代表的なものを紹介しよう。



【先生】


先生「相手が興味を感じないことを、いつもまでもいつまでも話している人を、何と言いますか」

生徒「それは先生と言います」

(『モダン日本』モダン日本社、昭和6年6月号)



【天気予報】


夫婦が日曜日に郊外散歩にでかけたが、途中で雨に遭った。

夫「おかしいな、昨日ラヂオじゃ晴れだったのに」

妻「だから、私が始終家のラヂオは毀(こわ)れているッて云ってるじゃあありませんか」

(『キング』大日本雄弁会講談社昭和8年9月号)



【敵(かたき)同士】


或る酒屋の前に牧師が次のような立看板を立てました。

「酒は人類の敵なり」

すると酒屋の主人はその隣りの教会に次のように筆太に書きました。

「汝の敵を愛せよ」

(『日の出』新潮社、昭和10年1月号)


【論より証拠】


妻「どんな夫婦でもお互い合うという事は少ないものですね」

夫「いやそんな事はない」

(『日曜報知』報知新聞社昭和10年8月18日)


日本には落語があるからねえ。お笑いは昔から盛んだったんだねえ。オススメです!(・∀・)