わずか34歳で夭逝した俳人、正岡子規は、冗談好きの快活な若者でもあった!?
そんな観点から正岡子規の俳句を味わう一冊。その中でも味わい深い代表的な歌を紹介しよう。
ぼくの中にいる子規さんは、「明るい子規さん」「笑う子規さん」なんですね。
そんな子規さんの24,000ほどある俳句の中でも、とくにおかしみの強い句、笑える句を選んで、
南伸坊さんと一緒に遊ばせてもらったのがこの本です。まじめな子規研究にはいっさい役に立たないことはお約束しておきます。(天野祐吉)
雑煮くうてよき初夢を忘れけり
弘法は何と書きしぞ筆始
銭湯を出づる美人や松の内
緑子の凧あげながらこけにけり
人に貸して我に傘なし春の雨
夕立や蛙の面に三粒程
蚊か蠅か蚤か虱か孑孑(ぼうふら)か
柿くえば鐘が鳴るなり法隆寺
桃太郎は桃金太郎は何からぞ
こういう本を現国の教科書にすればいいのにね。オススメです!(・∀・)