小さい頃からお笑いが大好き。笑いに関する本やジョークやネタをいつもインプットしてアウトプットして研究している。(笑)初代林家三平師匠の「笑わせる腕になるまでなく修行」という名言のように。(笑)(・∀・)
・僕らお笑い芸人は、 いつも新しいネタやギャグを考えることに汲々としています。 ところが狂言は、同じネタを何百年も続けてきました。しかも「 いつも同じところで笑いが取れる」というのは驚くべきことです。 そこには、どんな秘密があるんだろう。どうして、 そんなに長く続いてきたんだろう。そこには「日本人と笑い」 の関係を知るためのヒントがあるに違いありません。また、 自分のやってきたコントと狂言の共通点も発見し、 実は大昔から日本人の「笑い」 は変わっていないんだと思うようになりました。お陰で、 この国でお笑いを仕事にしていることに、 自信や誇りを持てるようになりました。
・自分の「好きなこと」や「やりたいこと」と「結果が出るもの」 「他人から評価されるもの」は、必ずしもイコールではない。 つまり、自分に何が向いているのかを決めるのは自分ではなく、 実は他人だったりもするということです。もちろん自分の「 やりたいこと」を追求する姿勢は大事ですが、 それが見つからなくて道に迷ったときには「 他人の目から見た自分」 の適正について考えてみるのもいいのではないでしょうか。 意外に自分自身のことはよく見えないもの。他人が「新しい自分」 を発見してくれることも、実は多いのだと思います。
・日本のお笑いは、基本的に、 どれもボケとツッコミで成り立っている。 これは日本独特のスタイルだと思います。でもよく考えてみると、 不思議だと思いませんか?だって「ボケ」 というのは変なことを言っているのですから、 その時点でもう面白いはずです。ところが、 ボケだけでは笑いが起こらない。「そんなアホな!」 とツッコミが入ったところで、ようやく笑いが起こる。 アメリカの「スタンダップコメディ」 が日本人にまったくウケないのも「ボケ」だけで「ツッコミ」 がないからでしょう。
・狂言では「下に向かって地面を潜らせるように出しなさい」 と教わりました。それに対して、西洋のオペラや演劇では「上」 に向かって発生するのが基本だといいます。 これは建物の造り方から生じる違いだとのこと。西洋は「 石の文化」天井の高い建物を造れるので、 声も上に向かって出すようになったのです。地震の多い日本は「 木と紙の文化」能楽堂も、やはり屋根が低くなっています。 そのため、発声だけでなく、体の動きも「下」 への意識が強くなりました。 それこそ相撲の四股やパワーレンジャーの戦闘スタイルもウルトラ マンの飛び方も日本と西洋では違います。 日本ではいったん膝を曲げて腰を落としてから「シュワッチ!」 と飛ぶ真似をするでしょう。 外国ではいきなりビューっと飛び立つ。ひたすら「上へ上へ」 という意識があるからです。
・お寿司もお箸も二本でワンセット。神社の狛犬や金剛力士像も「 阿」と「吽」の二つでワンセット。この国には、 どういうわけか二つ揃わないと成り立たないものがたくさんある。 「対の文化」というものがあるのです。落語の「熊さん」「 八っつあん」がボケとツッコミのルーツなのではないでしょうか。 日本の「お笑い」は、600年前から「コンビ芸」 だったのだと思います。
「笑いの基本は緊張と緩和」は、なるほど!だな〜!この時期で「笑い」で免疫力を高めよう!オススメです。(・∀・)♪