「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

DVD〜日米逆転!…コンビニを作った素人たち(プロジェクトX)

一日1,000万人が来客するというコンビニ界の王者、セブンイレブン。今は、私たちの生活になくてはならないコンビニ業界は、今では7兆円産業に成長した。
そして、ハーバード大学ビジネススクールに取り上げられている日本の会社は、トヨタかんばん方式セブンイレブンの二つ。スゴっ!!!以前、このブログにも取り上げたよね。(^◇^)


セブンイレブンおでん部会
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20070421
鈴木敏文 考える原則
http://d.hatena.ne.jp/lp6ac4/20071212


ところが、そのコンビニを作ったのは素人集団たちだった…。これは数多いプロジェクトXの中でも私の中では3本の指に入る感動のドキュメントだ!!!


70年代、小売業界17位に甘んじていたイトーヨーカ堂は、もとは千住の洋品店で、資金が無かった。

昭和46年、日本は大量消費の時代を向かえスーパーマーケットが百貨店を押さえ、小売の主役に踊り出た。中途入社で新しい事業の検討・プランニングを行なう責任者の鈴木敏文と、部下の清水秀雄は、新規事業と小売業の視察のため度々アメリカを訪れていた。ある日二人は、小さな店舗に豊富な日用雑貨を取りそろえた長時間営業の便利な店=コンビニエンスストアを見つけた。
驚くことに、一切値引きがない。しかも全米に4000店あるという。鈴木はこれしかない!と思った。


すぐさまセブンイレブン本社に向かった。社員数2万人。そしてコンビニビジネスの秘密が詰まった100冊にも及ぶマニュアルがあった。鈴木は、一か八か、のるか、そるかで見切り発車で契約をした。


ところが、帰国した二人に周囲は冷ややかだった。なぜなら8年で1200店にしなければペナルティをとる。でないと我が社のマニュアルは渡せないという厳しい内容だったからだ。


「やるなら君たちが責任をとれ、援助できるのは資本金の半額だ」二人は貯金を吐き出して資金を作り、退職した…。退路は絶たれた…。もうやるしかない…。事務所は大部屋の隅を借りた。


昭和48年、集まったプロジェクトのメンバー15人はズブの素人だった。
しかし、強い味方がある。マニュアルだった!どんなところに出店し、どんな商品を揃えれば儲かるのか…しかし、翻訳をし終えたメンバーは愕然とした…。中身はレジの打ち方や、お釣りの渡し方など、アルバイトを教育するためのものだった…。出店場所は、通りに面し、住宅街が近くにあり、競合店がないところを選べ…当たり前のことだった…。命運を託したマニュアルはまったく役に立たなかった…。アチャ〜!!!\(◎o◎)/!


こうなったら、自力で第一号店を出店しなければならなかった…。そこで追い討ちをかけたのがオイルショック…、出店費用は倍になり、社内でも、日本ではコンビニは無理…という意見もあった…。
そこで家業である酒屋を継いだばかりの23歳の若者がからの手紙がきた。『私の店をコンビニの第一号店にしていただけませんか?』……あとは見てね。


いや〜!スゴイ話だ!一つの産業が生まれる『生みの苦しみ』がこのDVDにある!必見だよ!