「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「いくよ、二郎さん はいな、欽ちゃん 小説・コント55号」

 

小説・コント55号 いくよ、二郎さん はいな、欽ちゃん


子どもの頃、大好きだったのが、コント55号。小学校の卒業文集の尊敬する人に萩本欽一と書くくらい好きだった。(・∀・)


さてこの本。「昭和40年代の到来とともに忽然と現れ、舞台に止まらず、テレビをも席巻し、瞬く間に「時代の顔」になってしまった萩本欽一坂上二郎。決して大きな後ろ盾があったわけではない無名の芸人ふたりと、有名プロダクションを徒手空拳で飛び出したばかりだった若手マネージャーが、いかにして日本全国に一大ブームを起こし得たのか?浅草での出会い、コンビ結成、テレビへの登場によって、日本一の人気者になるまでの道筋を通して、全てが必死で栄光に向かって突っ走っていた時代を描く“ノンフィクション小説”。努力し続ければ必ず報われる…」そのエッセンスを紹介しよう。


・「田畑さん、オレは日本一のコメディアンになるよ。エノケンさんにも、藤山寛美さんにも負けない日本一のお笑いを作る。いんだ。いんだ。誰だって無理だと思う。そのくらいオレだってわかってる。でも、オレはやるよ。必ず日本一になる


どうせ誰も本気で聞いてはくれない。だからこそ同じフランス座の仲間で唯一心が許し合える田畑にだけ話しているのだ。話さずにはおれない。エノケンでも寛美でも、浅草の渥美清や、その頃大人気だった脱線トリオでもない。新しい笑いを作って日本一になる。この熱い思いを誰かに語っておかないと、体内の温度が上がりすぎて、そのうち体が爆発してしまうかもしれない。


若者は信じていた。自分の夢が必ずかなうことを。世の中で信じているのは自分だけだとわかってはいたが、信じていた。根拠はまったくないが、信じていた。「オレなら、やれる」若者の名前は萩本欽一。昭和37年21歳の秋だった



二郎さんって「安藤ロール」って名前だったんだね。「なんでそうなるの!?」は、オモシロかったよねー!大好きだったなあ。欽ちゃんのテレビでの挫折など、二人の青春が生き生きと描かれている。お笑いファン必読。オススメです。(・∀・)


 

小説・コント55号 いくよ、二郎さん はいな、欽ちゃん