松本清張作品を全部読もうという途方もない計画がスタートしました。まだ10冊にも満たないがいつたどり着くのだろう。名作短編「駅路」という作品を読みたくて読んだこの本。いいなあ深いなあ……時代を超えて描かれている人間の性があるなあ。やっぱり男のトラブルって、お金と女だよね〜!(・∀・)
「平凡な永い人生を歩き、終点に近い駅路に到着した時、耐え忍んだ人生からこの辺で解放してもらいたいと願い、停年後の人生を愛人と過ごそうとして失踪した男の悲しい終末を描く「駅路」。邪馬台国の謎を追究する郷土史家を描きながら、“邪馬台国論争"に関する著者の独創的見解を織り込んだ力作「陸行水行」。他に「ある小官僚の抹殺」「万葉翡翠」など全10編」そのエッセンスを紹介しよう。
「捜査圏外の条件」… 妻を失くした男が復習のために7年後に起こした完全犯罪とは!?
「巻頭句の女」…俳句雑誌の巻頭を占めた女性俳人の行方とは?
「駅路」…平凡な永い人生を歩き、終点に近い駅路に到着した時、 耐え忍んだ人生からこのへんで解放してもらいたいと願い、 停年後の人生の愛人と過ごそうとして失踪した男の悲しい結末とは ?
「ゴーガンには絵があった。しかし、 小塚さんには絵の代わりに好きな女性がいた。ところがだね、君。 ぼくはどうだ。何も無い。 何も無くても残りの人生を忍耐していくより仕方がない。 我慢のしつづけさね」
「誤差」…死後硬直の判定は医師によって違う。真犯人とは!?
「万葉翡翠」…
その他、「ある小官僚の抹殺」「薄化粧の男」など。まさか「万葉翡翠」で松之山が出てくるとは!!!今度新潟に帰るときに文庫本で持って車内で読もう。何度も読み返したいなあ。オススメです。(・∀・)