社会人になりたての頃、とてもビンボーだった。風呂なしのアパートに住み、電気と水道を止められたことがある…。(@_@)
さて、絶対貧困というのがある。世界人口約67億人のうち、1日をわずか1ドル以下で暮らす人々が12億人もいるという。だが、「貧しさ」はあまりにも画一的に語られてはいないか。スラムにも、悲惨な生活がある一方で、逞しく稼ぎ、恋愛をし、子供を産み育てる営みがある。アジア、中東からアフリカまで、彼らは如何なる社会に生きて、衣・食・住を得ているのか。「スラム編」「路上生活編」「売春編」のエッセンスを紹介しよう。
・インドの商業都市ムンバイ(旧ボンベイ)には1500万人前後の人々が暮らしていますが、そのうちの5〜7割の人々がスラムにいると言われています。いかにすさまじい数字かがおわかりになるかと思います。そのほとんどが地方の出身であると言われています。
・スラム食は国や地域によって大きく異なるのですが、どこで大抵共通していえるのは次のことです。「火や油を使った料理が多い」。理由は、鮮度の悪いものを食べられるようにするためです。徹底的に火や油を通すことによってばい菌を殺し、保存期間をずっと長くさせるのです。「我々はお金がないから、一番カロリーの高いチキンを食べているんだ。カロリーのない野菜にお金を払う余裕はない。」
・家があって、夫婦が暮らしていれば、自然と子供が増えていきます。基本的には真夜中に家族が寝静まってからコトをはじめます。四方を寝ている子供に囲まれながら、起こさないように声を押し殺してヤルのです。もちろん前戯などはありません。即挿入です。理由は、1体を洗っていないためにペッティング=汚いという観念がある。2早く射精することで、家族を起こさないようにする。このような生活環境では当然なのかもしれません。
その他、「スラムの表の職業 闇の職業」「路上生活者の4分類」「恋愛から婚姻、出産から葬儀、物売りと物乞い」など。
はあー…知らなかった…。これが世界の現実だっったのかー!目からウロコの一冊、オススメです。(・∀・)