「てるてるソング」 小野塚テルの一日一冊一感動『感動の仕入れ!』日記

毎日の読書、映画、グルメ、流し、人との出会いなど様々なものから感動を得ています。特に本は年間300~400冊読破します。人々を『感』させ『動』に導き、『感する人』になるようにそのエッセンスを紹介しています。

「ゆで卵の丸かじり33」(東海林さだお)

 

今年、全作品読破を狙っている、天才・東海林さだお「丸かじりシリーズ」 その最新作のテーマは、「ゆで卵」です。そのエッセンスを紹介しよう。


「茹で卵は正しく食べよう」


茹で卵の正しい食べ方はまず割ることから始める。そんなことあたりまえじゃないの、いまさら何を言ってるんだ、などという野蛮人をわたくしは相手にしない。
割ることから始まるーこの何でもない一行にゆでの真実が込められているからだ。あなたはすでに割って剥いてある卵にスッと手を伸ばして食べたことがありますか。
殻のついている茹で卵を手に取り、それをコツンと叩いて割って、剥いて食べ始める。塩を振るのは利き手の右手で、卵は左手。この迷うことなき一連の流れ、これこそが茹で卵の正しい食べ方なのです。


・いよいよ茹で卵を食べ始めるわけだが、最初にかぶりくつのは尖った方から。なぜかというと、茹で卵の一口目は黄身を混ぜないで白身の部分だけを食べるという鉄則があるからです。


・茹で卵は何口で食べ終えるのが正しいか。わたしくは…一口です。一口丸ごとパクリ。ヘビさん方式。これがおいしい。想像以上においしいのでぜひ試してみてください。最初ウプ感があるが、そのあとゆるゆると噛みしめていくとゆるゆると白身が割れていく感覚があり、次にモクモクと黄身が割れていく感覚になり、白身の固まりと黄身の固まりが少しずつ小さくなっていってねっとりとなって渾然一体。口に入れてから飲み込むまでまるまる一分かかることを覚悟しておいてください。


その他、「ラーメンに海苔は必要か」「ワカメミソスープの危機」「チクワ天そば騒動記」「こともあろうに「十八穀ごはん」」などなど。


やっぱりオモシロイ!オモシロすぎる!疲れた時は、やっぱり東海林さだおだね。オススメです。(・∀・)